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day with hikaru ono


小野さん お越しいただいた1日☀️
彼を目掛けて遠くからお越しくださる方もいらっしゃれば、
さすが短い時間で調整を済ませて、日中はコーヒーも抽出していただきました。飲めた方はラッキーでしたね~
エスプレッソも進んでやってくれて、初めて来た狭い店なのにもかかわらずテキパキツーオペできて気持ち良かったのでした(さすが王者)
18:00 – のセミナーも盛況で、本番にどのような作戦で臨んだか、実際にどのような抽出をしたか。
細かい手順を解説していただきながら世界大会で披露したコーヒーを淹れていただき、またご厚意でお持ちいただいた国内大会のコーヒーも皆様試飲していただきました。
以下 小野メソッド抽出レシピ
===
12.5g / 200cc / コマンダンテ 32click
KRUVE 500μm
0:00 30g
0:30 80g
1:00 150g
1:30 180g
2:00 200g total 2:30
** ↑今回のセミナーで抽出いただいたレシピで、大会でのレシピと若干異なります。
大会用のレシピは別途店頭でお尋ねください
===
液体の質が素晴らしいのは勿論でしたが、感心したは朝イチ飲んでもらったエチオピアFWを、
「俺ならこう淹れるかな」と当店の環境下で小野メソッドで調整、短時間で美味しい抽出レシピを設計していたことと
濃度を測るとか豆の色を計測するとか様々なツールがあるものの、最終判断は味ですべきというスタンスが一貫していることでした
(ちなみにそのエチオピアは私の抽出とほぼ同じ味でした)
大会サイボーグみたいなやつが多いな、と感じるなかで真っ当な人間性も持ち合わせながら検証を怠らない姿勢は本当にリスペクトですし、
最強の抽出方法なんか無い。と言い切りながらもその場で与えられた環境で最大限美味しいコーヒーをつくるスキルも圧巻ですし
それ即ちどのような業種でも共通することと思いますが、数多の検証を経てこそ発揮できる能力でしょうから、やはり王者、説得力ある動きを随所に見せてくれました。

久しぶりにまる1日(+日曜もちょっと)一緒に過ごしながら、10年来の付き合いの中で会う度にお互いの環境も変わる中で、根本のところに共通したコーヒーと経営に対する考えがあり、稀有な友人だなあと再認識した次第です。
何度も申し上げますが去年からの流れは最悪であると感じ続けていたのが、11月になったあたりから好転し始めている感触があり、
今回小野くんにお越しいただいて様々インプットをいただき、
客観的に見ても斯様な路地裏にあるとは思えないクオリティのコーヒーを安定的に作り続けられていることや、
終日 店の様子を見てもらって異常なまでにコーヒー豆が売れていることに驚いていただいたりと、王者かつ関東ベースの人にそのような意見をもらって、嬉しい気持ちのまま2022を締められそうです。
今回を機に中断していた求人も再開しようか思案し始め、我こそはな方ご連絡いただければと存じます。
また いくつかお問い合わせいただきましたが、普段はこのように時間を設けてセミナー / ワークショップの類は全く開催しておりません。
どのようなテーマにせよ、皆様ご家庭の環境と当店の環境では味の再現性という点において不可能であること、
基本的なことは店頭でお尋ねいただければよいですし、昨今youtubeを始めとした様々な関連資料が安易に無料で入手できること
などなど。わざわざ店で時間を設けて何か意義あることを実施するのは日常のレベルで不要かな、という考えは昔から変わったことがありません
お店にお越しいただく際は、抽出している間にでも根掘り葉掘りなんなりとお尋ねください。専門的にコーヒーの味を認識できるようになりたい!という場合は、SCAJの初級カッピングセミナーが超絶オススメです◎

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SIMPLIFYもうちょっと


なんとか追加の36個が届いて欠品を免れました;
今のとこ売れない日はない、どころか1日で3~6個ほど売れることも珍しくないような状態です。
そこまで注目を浴びていたのか!と私の考えと相当ギャップがあったもので驚くばかり、
Kickstarterでリリースされてから仕入れるまでが早すぎて、なんと国内でSIMPLIFY販売店は9月初旬現在ウチだけだとか(!)
構造をもうちょっとツッコんで解説していきます!

完全無欠のコーヒードリッパーSIMPLIFYですが
その設計から蒸らしが不要、どかっと定量までお湯を注ぎ切るだけでヨイ!という簡便さが大きなメリットです
・蒸らし不要?
そもそも蒸らしの効果とは、成分を抽出しやすくするため。
SIMPLIFYの抽出レシピはかなり細かく挽く前提となっています。
蒸らさないのでガスを抜けやすくしておくために、細挽きのコーヒーを用いるわけですね
===
レシピおさらい
細挽きコーヒー15g / 湯230cc
☆推奨ダイヤル目安
EK43(S) – 6.6 – 7.1
Wilfa – AEROPRESS の[O]~[R]間
ナイスカットミル – 1
COMANDANTE – 18 – 20クリック
===
また、40mmの底面の大きい穴
抜けを早くするための大きな穴ですが、抜けが早い=スムーズであることは抽出効率UPにつながります
細かく挽いたことによって発生する過抽出を、抜けが早いことで予防する効果もあります。
上記の様々な要因で!非常に効率の良い抽出ができるので、蒸らさずとも美味しいコーヒーができる設計となっています。
(スゴイネ)
John氏曰く、
透過の抽出においては粉内部に浸透しているお湯と、新しく粉にかかるお湯の間に濃度差があるほど成分がより多く外に移動するので、
SIMPLIFYではできるだけ早くドリッパー内の液体をサーバー側に落とすことで、
粉を常に新しいお湯に触れさせてあげて成分をより多く移動させてあげる

とのことです。考え抜かれすぎててグウの音も出ない!

今のところ「楽なのが良い」とおっしゃる方が多いです、
個人的には粒度さえ合わせれば完璧な抽出ができるのと、モノが壊れない点が気に入ってます
(15gというコストも別に普通なんですよね)
ちなみにできあがるコーヒーの風味的な特徴としましては、ボデーが厚くなりふくよかな印象になる感じですかね〜
V60やORIGAMIのが酸味のボリュームは出やすいと思います、
比較してみて改めて、ビヨメソッドのレシピの完成度の高さを我ながら認識したところでもあります
が、高次元の安定感と、できあがるコーヒーの味の完成度を踏まえると
これほど素晴らしいドリッパーが知人の手によって生み出されたことには敬意を表さずにはいられません
SIMPLIFY もっともっと広まってほしい〜激オススメです!!

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蒸らし = degas

いわゆるハンドドリップをする際、
少量のお湯をおとして30秒ほど待つという、『蒸らし』と言われる工程を経ますが
新鮮なコーヒーですとその間に豆が膨らむことがあります
これはお湯に触れたことでコーヒーに含まれるガスが抜け出ている状態なんですが
ガスを抜いてあげないと、細胞まで湯が浸透せずに下におちちゃうわけですね(風味がしっかりでない)
ですのでそれを待つ時間として30秒、とよく言われます
焙煎後ですと自然と抜け続けているので、一定の日数を超えると膨らみが最初より弱くなっていきます
そうなってきたら30秒も待たなくてよいですよ、と言えますね。

一方、最近は浅煎のコーヒーもしくは焙煎直後のコーヒーの場合、
この蒸らしの最中にスプーンでガシガシとコーヒーを混ぜるのがテクニックのひとつとして認知されてきてます。

蒸らし=ガス抜き
ですので、刺激を与えて強制的にガスを抜いてあげるという理屈ですね。
ビヨンドもカッピングスプーンでよくやってます。
香りがボンと出てくれますね

そういう意味でもエアロプレスみたいに撹拌する工程のある器具は
浅煎に向いてるのも理に適っているなと思います。
混ぜるなんてとんでもない!
と抵抗があるかもしれませんが、是非一度やってみてください。
新しい世界が待ってますよ~

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ペーパードリップのススメ ①

brew
基本的にペーパーでハンドドリップするのがビヨンドの淹れ方です。
ドリッパーはHARIO、
ペーパーフィルターはコットンパワーペーパーフィルター。
紙の臭いを感じとってしまうので
茶色いのは完全NG、漂白した白いものもほとんど使わず、
コットン~でも最初にお湯だけ通します。

ナイスカットミルでいうところの『3.5』か『4』、中挽きですね。
1杯分の場合、
14~15g / 200ccといったレシピです。
粉量に対しての湯量という濃度の割合はモチロン大事ですが
挽き具合も含めてのレシピなのも忘れがちですが大事な点です。

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・中挽き
・コーヒー14g
・お湯200cc
です。
出来上がり量が200ではなく、注ぐお湯の量が200ですね
ちょうど2分くらいでお湯を注ぎ終わるように淹れます。
一度時間を計りながら抽出してみると分かりやすいですが、
蒸らすのに15~30ccお湯を落としまして、30~50秒待ちます
その後 約1分間、200になるまでお湯を注ぎ続けるわけですけども、
なかなかゆっくりに感じますよね~
お湯はおとしきってしまうので、そこからさらに30秒くらいです
必要な湯量だけ注いでるので、お湯が落ちている最中にドリッパーをはずすことは基本的にしません。
最近 浅煎のコーヒーの場合、蒸らす間にスプーンでザクザク混ぜるやり方が流行ってますが
フレーバーをだすためにガスを強制的に抜くことができるわけですね。
是非やるべしと思います。その場合は蒸らしの湯量やや多めのが良しです。

細口のケトルやドリッパーやフィルターやと
何かと物入りなハンドドリップですが、できあがるコーヒーの味としては一番好きな気がします。
HARIOに慣れすぎてKalita他 別のタイプで淹れられない気がするので
両手で淹れられるようになるのも含めて 練習したいところです!

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定番のコーヒー豆

beans

コーヒー生産量世界一の国といえばブラジルですが、もちろん他にも様々な国でコーヒー豆が栽培されています。世界中の人に愛される定番コーヒーの中から、ブラジル、グアテマラ、エチオピア(モカ)、インドネシア マンデリンをご紹介します。
ブラジル

・ブラジル
年間コーヒー生産量No.1の国がブラジルです。ブラジルの生産量は全世界の総生産量の3割以上、約40の農場でスペシャルティコーヒーが生産されています。
Beyond Coffee Roastersでは主にカルモデミナスとミナスジェライス地方のスペシャルティコーヒーを販売しています。
ブラジルのコーヒーに多いナッツの香味を感じられますが、少し深く焙煎することでそれを和らげ、ココアのような甘さと質感が伴うよう味づくりしています。

・グアテマラ
グアテマラはカリブ海と太平洋に面する中米最大のコーヒー生産国です。コーヒー豆の多くは、山脈の斜面で栽培されており、地域によって気候も様々なので、バラエティに富んだ味のコーヒーが生産されます。
グアテマラを始め、中米諸国は2014年度サビ病の影響で壊滅的な被害をうけており、2015年も完全に回復はしていません。
アンティグア地方のコーヒーを販売することが多く、グアテマラらしいチョコレートの風味とバランスの良さが最大の特徴です。

・モカ
従来 エチオピアの高原高地・イエメン共和国の山岳地帯で生産されるコーヒーをモカと呼ぶことがあります。
Beyond Coffee Roastersではエチオピア・イルガチェフェのコーヒーを販売しており、
Fully washed(水洗式)、ナチュラル精製どちらもご用意していますが、それぞれがモカの名にふさわしい独特の香味を持ち合わせており、コーヒーが苦手という方にもオススメしやすい銘柄です。

・マンデリン
インドネシアのスマトラ島原産のコーヒーをマンデリンと呼びます。スマトラ島の部族の名前を由来としています。
スマトラ式といわれる独特の精製方法により、非常に強い風味、エキゾチックな香味があります。
深く焙煎しても十分に風味が残り、重厚な味わいとなるのがマンデリン最大の特徴といえます。
ミルクとの相性も良く、しっかりした味わいのアイスコーヒーをつくるのにも最適です。

このように、特にスペシャルティコーヒーの世界では同じ国の中でも地域や農園の違いで数えきれないほどのコーヒー豆の種類があります。
昨今、消費国側が生産国の特定の農園に対してコーヒー豆の品種を指定して栽培を依頼するといった動きもあり、香味の多様性はいっそう広がりをみせています。

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スペシャルティコーヒーとは

『スペシャルティコーヒー』を知っていますか?
Beyond Coffee Roastersではスペシャルティコーヒーを≪ユニークな風味特性を伴う、素晴らしい美味しさのあるコーヒー≫であると定義しています。いくつかの厳しい条件を満たすコーヒーだけが『スペシャルティコーヒー』を名乗ることができるのです。こちらではスペシャルティコーヒーについてご紹介します。

・生産地域/農園、生産者、豆の品種、精製方法が特定可能である。
・コーヒーの種子~カップ(液体)に至るまでの各プロセスが徹底管理されている。
・生産地ならではの風味特性を伴っている。

これらの条件を満たしたコーヒーを『スペシャルティコーヒー』と呼ぶことができます。
コーヒーの味のほとんどは豆のクオリティで決まるので、真に美味しいコーヒーを飲むためには抽出だけでなく、苗を育てる段階から、栽培~収穫、輸送、精製、焙煎…と全ての工程にこだわりを持つ必要があります。
スペシャルティコーヒーは世界で生産されるコーヒー全体のうち、わずか5%程度に過ぎません。それゆえ、毎年同じものが手に入るとは限らない、一期一会の要素を含むのも特徴です。

[評価の基準]
普通のコーヒー(コモディティコーヒーと呼ばれます)とスペシャルティコーヒーの区別の仕方については諸説ありますが、ここでは日本スペシャルティコーヒー協会の評価基準をご紹介します。

○フレーバー ○液体の透明感/雑味がないか(クリーンカップ) ○甘さ ○酸の質 ○液体の質感
○後味 ○バランス ○総合評価(主観含む)

上記8項目各8点満点とし、基準点36点とした上で計80点以上を獲得するコーヒーが、スペシャルティコーヒーと呼ばれます。
スペシャルティコーヒーを販売する店舗は国内でも年々増加していますが、その流行は世界的なムーブメントとなっています。

兵庫県神戸市に所在するBeyond Coffee Roastersは世界各国を実際に訪問し様々なコーヒー体験をした上で、2013年12月にオランダ製半熱風焙煎機GIESENとともに満を持してスペシャルティコーヒーを軸としたビジネスを開始しました。

Beyond Coffee Roastersでは世界各国から厳選した多様な香味のスペシャルティコーヒーを通販で販売しております。自家焙煎の新鮮な豆を発送しておりますので、ぜひこの機会にお試しください。

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抽出器具の種類

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コーヒーは抽出の仕方によっても香味が左右されます。
どのような味を引き出すか、また、コーヒー豆の種類や焙煎度合で抽出方法を選択するというのも楽しみのひとつです。こちらでは抽出器具の種類についてご紹介します。

・ドリップ – Pour over
ドリッパーと呼ばれる器具にペーパー(もしくは金属)フィルターをセットして、コーヒー粉をお湯で濾す手法です。
近年、世界的に普及しているハリオの円錐型ドリッパー<V60>の他にも、メリタ、カリタ式と呼ばれる台形のドリッパーや、ウェーブドリッパー、またケメックス(Chemex)のようなサーバー一体型のものもあり、ドリップの中でもたくさんの選択肢があります。
ペーパーフィルターの場合、抽出後にまるごと捨てることができるという点で取り扱いが簡単、衛生的であることから、日本国内では現在もっとも普及している抽出方法といえます。

・エスプレッソ – Espresso
コーヒーを極細挽きにしたものをポルタフィルターに適量詰め、9気圧程度の圧力をかけることで凝縮された味を楽しむことができます。コーヒー豆の持つ香味、鮮度や挽き具合(メッシュ)は勿論、その日の天候に至るまで細かな要因が20~30ccの液体に大きく影響する、とても繊細なコーヒーです。
完璧に抽出されたエスプレッソは『クレマ』と呼ばれる泡を表面にもち、液体の色も濃厚さを帯びています。家庭用に1万円台の製品も販売されていますが、良いエスプレッソを飲むためには専用のグラインダーも必須となります。

・エアロプレス – Aeropress
空気圧を利用した抽出器具で、利便性と抽出時間の早さに特徴があります。
注射器のようなユニークな見た目をしており、携帯性にも優れます。味わいとしてはコーヒー豆の風味を感じやすく、スムーズな口当たり、質感になります。
ペーパーフィルターが同梱されていますが、別売で金属フィルターも数種類存在しています。

・フレンチプレス – French press
紅茶サーバーのような見た目で、スペシャルティコーヒーの世界では主流になっています。
コーヒーオイルの抽出に優れており、手順が簡単なため誰でも美味しいコーヒーを淹れることができます。
お湯に触れる時間が長く、コーヒー豆本来の風味をダイレクトに楽しめますが、コーヒー豆そのものの品質が良くないことには使えない器具であるともいえます。
上記のように、同じコーヒー豆でも多様な抽出方法、またそれぞれのレシピによっても、味わいが変わってきます。
コーヒーの抽出には『分量』が非常に大事です。抽出の際は是非、測り(スケール)を用意して使用するコーヒー豆の量に適した量のお湯を注ぐようにしましょう。

Beyond Coffee Roastersでは、関西初導入となる最新鋭のオランダ製焙煎機『GIESEN(ギーセン)』を使用して日々焙煎しています。全銘柄、雑味なく甘さの伴うのが特徴的です。
コーヒー豆は浅煎から深煎まで幅広くご用意しております。通販のほか、店頭でも販売していますので、神戸にお立ち寄りの際は是非お越しになってくださいませ。

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淹れ方で変わるコーヒーの味わい

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コーヒーは、日本でもポピュラーな飲み物となっています。
コーヒーは豆の種類、焙煎の仕方、挽き方、抽出の仕方、そのひとつひとつが異なることによって味わいも異なります。

・抽出をコントロールする
豆の種類が同じでも、焙煎の仕方、挽き方によって味わいは変わります。
もちろん、抽出するお湯の温度や、お湯を注ぐスピードによっても味わいに変化が起こります。
コーヒーは、とても繊細な飲み物なのです。
焙煎は、購入の段階で、挽き具合は、ミルで調整ができますが、抽出するのは自身で行わなければいけません。
スペシャルティコーヒーの豆を通販で購入しても、淹れ方が悪くなってしまうと本来の旨味を引き出すことができません。
コーヒーを、自分好みの味に仕上げるためにも、抽出をうまくコントロールしましょう。

・温度
一般的に、90度の高いお湯で抽出を行うと苦味が強く出て、75度以下の低温で抽出すると酸味の強い味わいになります。 酸味も苦味もちょうど中間にしたいのであれば、80度前後の中温を使うことが望ましいです。

・注ぐスピード
お湯を注ぐスピードが早いほど、酸味が強まり、ゆっくり注ぐと苦味が強くなります。
速く注いでしまうと、お湯の中にコーヒーの苦味成分が溶け出す前に下に落ちてしまい、コーヒーの苦味を抽出することができないのです。
エスプレッソのように、苦味の強い味を出したいのなら、深煎りの豆を細挽きし、低温でゆっくりと抽出すると良いでしょう。
逆に、アメリカンテイストのコーヒーにしたいのであれば、浅煎りの豆を粗挽きし、高温のお湯を使って早めに抽出をしましょう。

・お湯を注ぐ時のポイント
お湯を注ぐ時のポイントは、「の」の字を描きながら注ぐということです。
このコツは、温度もスピードも関係なく、全ての抽出方法に共通していえます。
「の」の字を書くのは、ドリッパーの中心に粉が多く集中しているからです。
お湯を粉全体に行き渡らせるために、「の」の字を描くのです。
この時に注意が必要なのが、ペーパーの縁にお湯をかけないということです。
縁にお湯をかけてしまうと、ドリッパーに沿ってお湯が流れだしてしまい、お湯にコーヒーの成分が抽出される前に下に落ち、雑味が出てしまいます。
コツを掴んで、自宅でもおいしいコーヒーを堪能しましょう。
Beyond Coffee Roastersで販売しているスペシャルティコーヒーは、自家焙煎にこだわったコーヒー豆です。
抽出前に、好みの粗さに挽いて、香りと味をご堪能ください。

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おいしいコーヒーを家庭で飲むコツ

家庭で美味しいコーヒーが飲めると嬉しいものですし、経済的でもあります。少しのコツとルールを守れば、家庭でもコーヒーショップで飲むような美味しいコーヒーを飲めるようになります。
美味しいコーヒーを飲むためには、4つの基本を守ることが大切です。コーヒー豆の『鮮度』『挽き具合』『分量』『コーヒー豆とお湯の割合』です。

・コーヒー豆の鮮度
コーヒーは焙煎することで酸化が進行していきます。コーヒー本来の香りや風味が損なわれていくので、できるだけ焙煎日の新しいコーヒーを手に入れるのが大事なポイントです。
最近では、国内の自家焙煎店やコーヒーショップでも焙煎日を開示する店舗が増えているので、コーヒー豆の鮮度が分かりやすくなってきています。
また、コーヒー豆を挽くことにより空気に触れる表面積が大きくなるため、劣化の速度が急激に早くなります。コーヒーは飲む直前に飲む分だけ挽いて淹れることをおすすめします。

・コーヒー豆の挽き具合
味の好みや抽出する器具によって適切な挽き具合があります。
一般的なペーパーフィルターを使用する場合、いわゆる中挽きがおすすめです。
家庭用ですと安価な手挽きミルから10,000円以上の高性能な電動ミルまで幅広い選択肢がありますが、飲用頻度とライフスタイルに合わせて選ぶことをおすすめします。

・コーヒー豆の分量
一人前150mlのコーヒーを作るのに必要な豆の量は約13~15gです(ペーパードリップの場合)。1つの抽出方法でも様々なレシピがありますし、焙煎度合でコーヒー豆の重さも大きく異なるので、毎回スケール(測り)を用いて計量するのが美味しく淹れる秘訣です。

・コーヒー豆とお湯の割合
上記のように13~15gのコーヒー豆を使用した場合、約180~200ccのお湯を注ぐとちょうどよい濃さのコーヒーをつくることができます(ペーパードリップの場合)。
≪新鮮なコーヒー豆を飲む直前に適切な粗さに粉砕して、適量に対してそれに見合ったお湯の量を注いであげること≫が、家庭でも美味しいコーヒーを飲むポイントになります。

兵庫県神戸市にあるBeyond Coffee Roastersでは、自家焙煎のコーヒー豆を販売しておりますが、煎りたてで新鮮なコーヒーをお楽しみいただけるよう、通販では『豆の状態のみ』での販売とさせていただいております。

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コーヒー豆の保存方法

keep_freshness

新鮮なコーヒー豆を購入したら、正しい保存をしましょう。
保存方法を間違えると、良いコーヒー豆を購入しても味が損なわれてしまいます。
こちらでは、正しいコーヒー豆の保存方法をご紹介します。

・極力空気に触れさせない
コーヒー豆の基本的な保存方法は、空気にできるだけ触れさせないで保存するということです。
空気に触れていると、あっという間に風味が落ちてしまいます。
できるだけ空気と触れ合わないように、パック内の空気は極力抜いて、しっかりフタを閉じましょう。
密閉容器に入れるのも良いですが、使う度に空気に触れる範囲が広がってしまいます。
ビンよりは、しっかり空気の抜けるパックがおすすめです。
注意が必要なのは、真空状態にしようと思い、バキューム機械を使うことです。
無理やり空気を吸い出す機械なので、コーヒー豆に含まれる香りも一緒に吸い出すことになってしまいます。
風味が損なわれるのでやめましょう。

・保存期間によって場所を変える
保存期間によって、保存場所も変えましょう。
1週間や2週間などの短期間で飲み切るのであれば、湿度の低い冷暗所で保存しましょう。
直射日光や高温多湿な場所での保管は、コーヒー豆が劣化してしまいます。
紫外線も、コーヒー豆には大敵です。 1ヶ月や2ヶ月と長期間の保存をしたいのであれば、冷凍庫がおすすめです。
ポイントは、冷蔵庫ではないということです。
冷蔵庫では、開け閉めも多いので空気の移動がよく起こります。
また、コーヒー豆の脱臭作用によって冷蔵庫の中の臭いを豆が吸収してしまいます。
冷蔵庫の臭いを吸い込んでしまったコーヒーは、香りも味も落ちてしまいます。
その点、冷凍庫なら空気の移動も少なく、臭いも吸収しにくいです。
しかし冷凍と解凍を繰り返すのは味が落ちてしまうのでやめましょう。
コーヒー豆を購入したら、少量ずつ小分けにして長期間保存するものは冷凍庫、すぐに飲むものは冷暗所保存と、別々に保存をすることをおすすめします。

コーヒー豆の鮮度はすぐに落ちてしまい、パックを開封したら1週間ほどがおいしく飲める期間になります。
しかし、1週間で消費するのは難しいです。
一週間以上経ってもおいしい状態を保つために、保存方法には注意しましょう。

Beyond Coffee Roastersで販売しているコーヒー豆は、最新の焙煎機、GIESEN(ギーセン)を使ったこだわりの豆です。
そのおいしさを、ぜひご自宅でもご賞味ください。

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