11月24日夜発にて、エチオピアへ行って参りました
ドバイまで約12時間、4時間のトランジットを経て首都アディスアベバへ、さらに4時間のフライト
入国審査を経て現地ホテルへ着く頃には、自宅から24時間ほど経ってました、さすがに遠いですね
コーヒーの起源の国とも、人類の起源の国とも言われていますが
遂にエチオピア来ちゃったかー、と思うよりは
飛行機に乗ってたら着いちゃうんだなー、くらいにしか感じなかったのは、首都にいる間だけだったかもしれません…
到着初日は、当店のエチオピアコーヒーをプロデュースされている輸出業者『BNT社』代表の方と合流してお食事へ
翌日以降の食事もそうでしたが、イタリアに支配された歴史があるためか、イタリアンのお店が多く、安心安全のトマトソースパスタなどで凌げることが多く助かりました。(チーム誰も体調崩さず!)
コーヒーに関しましてもエスプレッソマシンを置いてある施設が少なくなく、そういったお店も増えているようです。
↑到着後 初のコーヒー
2日目
首都郊外にあるBNTの倉庫兼精製工場を訪問、
比較的大規模な設備です。比重選別や風力選別、
磁力を用いた異物除去の設備などもあり、徹底して選別が行われていました。
↑すごい音なんです
普段取り扱っているのはG1と呼ばれるグレードのものですが、ふるいにかけられたものはそれ以下の基準となり、低価格品や国内流通専用の商品となっていきます。
↑磁力を用いて異物が取り除かれているところ
施設内にある小屋で、コーヒーセレモニーを行っていただきました。
ちなみにこちらの焙煎~抽出セットは街中でもたくさん見かけることができ、コーヒーの国内消費も多そうです。
いただいたコーヒーは、鉄板の上で焼いた豆を細かく砕いて煮出しただけにも関わらず美味しく、
予想以上のクオリティでした…
コーヒーセレモニーとは、エチオピア国内(と隣国のエリトリア)に伝統的に伝わる、コーヒーの飲用、振る舞いを儀式化したものです。(wikipediaに詳しく記されてます)
コーヒーをやってきた者としては、どんな本にも書いてあるようなコーヒーセレモニーをエチオピアの地で目の前で振舞ってもらい感無量!
その後はイルガチェフェ視察の予習として地理を把握、一口にイルガチェフェと言っても多数の水洗工場や畑があります。
首都〜イルガチェフェまでは車でトータル6~8時間程度、まずはディラというイルガの入口にあたる街で一泊することとしました。
3日目
休憩をはさみながら、一路ディラへ
↑カウンターの象が素敵なディラのリゾートロッジ
この日だけ夕方に少し雨に降られましたが、夜の間にひとつだけ水洗工場を見学させていただきました。
シーズンとしては収穫期後半で、翌日の視察も各所でプロセシングを見ることができ、大変素晴らしいタイミングでエチオピアに来ることができたのです。
↑発酵槽いっぱいのパーチメントコーヒー
4日目
朝から多数の水洗工場を回ります、
まずは最も遠いゲデブの工場から。当店のコーヒーでもお馴染みですね。
工場といっても、このようにアフリカンベッドと呼ばれる乾燥台が面積の多くを占めます。
畑も見せていただきました、木によって細かく品種が違うように見えます。基本的にエチオピアのコーヒーは有機栽培です
ディラからゲデブまで数時間、遡るようにイルガチェフェの中心部まで戻ってきます。その辺りにも工場があります。
このように歌って踊りながら歓迎してくれるところや
現在ナチュラルプロセスで取り扱っている、Bolodu水洗工場も訪問することができました。
↑Bolodu使用のコーヒークッキーを渡せてご満悦
興味深かったのが、標高もそこまで変わらず移動時間としても車で10分程度なのに、
Aという工場は涼しく、Bはやや暑い、というような気候の違いがあったことです。
それが原因で2者間でプロセシングの進行度合も異なっており、イルガチェフェの多様性を垣間見た気がしました。
「ギブミーマネー」とは各所にて言われるものの、BNTが管理することによる好影響も多分にあるようで、水洗工場で働く人たちは皆楽しそうに作業されており、歩いているだけで写真を撮るよう要求されることも多かったです…
↑ゴキゲンなウォッシュマンズ
↑パルパーと呼ばれる、果肉を剥ぐ機械。washed用ですね
5日目
前日夜に訪問した水洗工場をもう一度訪れ、コーヒーを振舞っていただきました。
摘みたてすぎるクロップを使ったコーヒーは最高に美味しかったです。
鉄板で焼いて煮出すだけでコレなら、世界中のロースターは反省したほうがいいんじゃないか…というレベルの美味しさです
ミューシレージを洗い流すところや、隣にある畑も見せていただき、プロセシングについての理解を深めます。
↑息の合った動きでパーチメントをこそぐウォッシュマンズ
↑乾燥中のナチュラルプロセスのチェリー、奥側は日数が経って色が黒くなっています
これを最後にイルガチェフェを離れ、アワサというディラよりもまだ首都寄りのところで一泊
↑豪勢なリゾートホテルでした
6日目、最終日
朝、井崎チャンプ(!)とロビーで遭遇しつつ、
ホテル沿いの湖でカバを見た後に、首都へ戻りました
5時間程度のドライブです、ほぼほぼ移動ばかりの旅でしたが、全旅程をナビもなく首都から各水洗工場まで網羅するドライバーさんには頭が上がりません
お土産タイム→アビシニアダンスを見ながらインジェラとハニーワインを嗜むことができる伝統推しの素晴らしいレストランでお食事
インジェラはクレープのような見た目の伝統食品で、ほぼ全てのレストランで見かけることができましたが、発酵食品になるようで少しすっぱい生地を写真のような様々な食材を付けて食べるもののようでした。
美味しかったです!
↑毎曲、人も衣装も変わる伝統的なダンス
最終日はBNTオフィスにて、ニュークロップも含めたカッピング
ここでいうニュークロップは来年の夏に入荷するものを指すので、超先取りの味見となります
実際に訪れた水洗工場のものがほとんどで、それぞれを思い返しながらカップ
滞在中ほとんど一緒に過ごしたベンティ、BNTのカッパーですが、多岐に渡る質問責めから食事のオーダー、テストローストからカッピングの準備まで面倒見てくれてスーパーナイスガイでした。日本でも会えますように!
ベンティブンティ
===
まとめ
天気にも恵まれ、実際に聞いたことがあったり使用したりしている水洗工場をまるっと取材することができましたが、
改めて収穫〜パルピング〜乾燥を詳細に見ることができた上に、
具体的な地理と各工場の風景や人となりも見ることができ、大変有意義な視察となりました。
(精製の記事を近日中に更新します◎)
東チモールでは、農園管理できる現地人がおらず、その人材発掘と教育が課題という話を聞きましたが
まさにBNTはそれを地で行っており、農園経営、品質管理と輸出を包括的に管理しているという点では素晴らしいエクスポーターなのではないでしょうか。
細かく話を伺っていくと、最終的な輸出や格付けに関して、BNTが他組織に委ねなければならない部分もあることや、
海のないエチオピアは出荷に際して、隣国のジブチの港までコーヒーを運ぶ必要があること、
また、3日目夕方に一時的に豪雨に見舞われましたが
乾期であるにも関わらず雨に降られると乾燥工程に多大な悪影響が出るので、そういった天候不順等で、どうしても管理の及ばない農作物として抱えるリスクなど
絶対的に手の届かない、目に見えない部分が存在する商材としてのコーヒーの、存在感のようなものをダイレクトに感じられたのが、最大の収穫のひとつであったように思います。
そのような不確実性、ある意味「あそびの部分」と言い換えてもいいように思いますが、
それも含めて上手く付き合いながら、輸入して、焙煎して、抽出して、お客様にお届けするサイクルを、
愛と情熱を持ってやり続けるのが当店なりのミッションなのかもしれません。
エチオピアにも愛と情熱を持ってコーヒーに携わる人がいて、出会えて良かったです!
まだまだ写真や動画多数ですので、ご興味ある方は是非店頭にてお尋ねくださいませ◎
年末年始の営業時間のご案内
あっちゅうまに2018年が終わりかけです。
年末年始の営業に関しましてご案内申し上げます。
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12月
定休日に準じまして、25日(火)26日(水)が最終CLOSE
31日(月)11:00 – 17:00にて年内営業終了
1月
5日(土)11:00より営業開始
===
です。
今回からは、スタンドがありますので、
1月2日だけ、こっそり一人で開けてみようかと考えています。
コーヒー豆は年内に買っておきたい需要があるのか、大晦日は一年の中でも相当忙しいイメージがあります。
年明けてすぐの需要は無いでしょうが、
コーヒー飲めるなら、生田神社近いですしね
のんびり開けてみるのもいいかなと…
大々的に宣伝して、一人でヤラれてしまうのも想像できるので
2日に開ける告知は、この記事くらいに留めておきます…
(正午くらいから!)
off to Ethiopia
11/24深夜便にてエチオピアへ一週間まいります。12/2に戻りまして、お店には翌3日に戻ります。
(ちなみに4, 5日は弾丸で香港です、忙シイ)
準備が様々ありまして、重要なところで
・黄熱病の予防接種
・ビザ取得
です。今後エチオピアへ行かれる方がご覧になるかもしれないので、少し詳細に記します。
予防接種は全国でも限られたところでしか受けられないようなのですが、ラッキーなことに神戸検疫所が実施会場になっていたので、近所で済みました。
ただ、電話での要予約や、火曜日のみの実施、収入印紙(11,180円分)での支払、アレルギーや持病の確認、接種後の影響などなど、要チェケラなことが多い印象でした。
予防接種は効果の発動が10日後らしく、現地へ赴く日から逆算した日取りで注射してもらう必要があります。
曜日の限定や自分の都合を照らし合わせるだけでも、ちょっとシビアなスケジュールになりましたが、ここでも定休日と被ったおかげでなんとか受けることができました。当日も予想以上に混雑していたので、早めに電話しておいてよかったです。県外から来られていた方も多いように見受けました
接種直後は微熱が続いたり筋肉痛になったりすることが多いみたいなのですが、左半身の筋肉が気になるといえば気になる…程度で、まもなく10日間を経過します。
検疫所は和田岬にあったので、久しぶりに北の椅子とへ
東チモールで一緒だった岡山の東さんも同日に接種に来られたので、帰りにも寄ってしまいました
相変わらず最高な空間でした…
一方 ビザに関しまして
東京のエチオピア大使館で手続を行う必要があるのですが、数年前からネット経由でも取得できるようになっていたので、当然ながらそちらで
既に何通りもの、偽サイトがありました笑
正規サイトから、渡航予定日や滞在予定日数、滞在先の住所など入力していきます。パスポートサイズの写真や、パスポートの顔写真があるページをスキャンして提出する必要がありましたが、東京へ行き来することを考えたら楽勝です。
クレジットカードで52USD支払を済ませて完了。申込確認のメールが届くまで小一時間、ビザのメールが届くまでさらに数時間あってそれぞれ心配になりましたが、無事確認できました。
高濃度な虫除けや非常食も用意しまして準備万端です。
期間中お店は通常営業の予定です。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
PRANA CHAI 始めました
ビヨツーが出来る頃から取扱を検討していたのですが、
茶葉の販売の需要もあるみたいですので、本日より取扱スタートです。
PRANA CHAIについて
『プラナチャイは、100%セイロンティーとオーストラリア産蜂蜜をベースに、世界各地から集めたスパイスをブレンドしたチャイティーです。
はちみつの優しい口当たりと、後味にスパイスの余韻、紅茶の芳香な風味をお楽しみいただけます。
化学製品無し・砂糖不使用なので、スパイスや茶葉のもたらすリラックス効果のほか、多くの健康面での利点があります。』
とのことで、オーストラリアはメルボルン発のチャイ(茶葉)、店頭にてドリンク提供、250gのサイズで小売販売も行います。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
[ONLINE SHOP] 10/31までクーポン [10%OFF]
おかげさまで5日で4周年を迎えました。5年目突入です
ただ在るだけで長く続いても意味がないように思うので、
毎年何かしら、横ばいでもなく下がっているわけでもないままでいられるのは幸せなことと思います。
4年も経過したにも関わらず、引き続き「淹れ方が…」「焙煎プロファイルが…」と試行錯誤を繰り返す日々が続きます。
より良いものをつくるために、考え続けることを止めずに品質維持・向上に努めて参ります!
===
10/31までご利用いただけるonline shop専用クーポンが発行されました。
1,000円以上お買い上げで10%オフとなります。相当使いやすいですね!
この機会に是非お買い求めくださいませ。
お一人様一回限りとなります!
Origin Trip – Timor-Leste
さて1週間程度お店を閉めておりましたが、東ティモールへ産地視察へ行っておりました。
メンバーは3月の台湾と同様の構成です。
産地らしい産地へ行くのは初めてのことでしたが、
大変素晴らしい旅となりました。
なんと言ってもまずは、
台風21号の影響で直前で飛行機変更を余儀なくされ
関空から、福岡や成田空港に各々散り、バリで現地集合する波乱の幕開け
ギリギリまで焙煎して新神戸から東京駅へ行き、かるく一泊して成田から出発
ちなみに帰りは成田→羽田→神戸空港とホッピング、大変でした
早く関空が完全復活しますように。
バリ⇆東ティモールの首都・Diliの便に乗ります、その間僅か2時間弱のフライトです。
ちなみに東ティモールの場所はコチラ
現地とバリでは、Timor-lesteと呼ぶ方がメジャーな呼び方でした。
ポルトガルの支配、インドネシアによる占領から解放された歴史があり、21世紀最初の独立国でもあります。
ただ、国としてお金がないことや政府もゲリラ出身が多いことなど、何かと発展に時間がかかっているのが現状のようです。
観光客は少なく、外国人は皆国連などの政府系組織やNGO団体のスタッフがほとんどでした。
ちなみに上記の理由で農薬を買う余裕がないため、コーヒーに限らず全作物がオーガニックだそう。
造幣局がなく、通貨は米ドルでした。
当店でも2期連続取り扱うレテホホ郡Tunufahi村のコーヒーは、
日本のNGOピースウインズジャパン(以下PWJ)より仕入れています。
今回首都のディリ、産地であるレテホホそれぞれのPWJのオフィスを拠点としながら、ミッションを進めて参りました。
まずはディリにて、到着早々ニュークロップのカッピング
レテホホ郡だけでも10以上のロットが存在します。
翌日以降、訪問してみるロットをこの時に決めました。
カッピング後、すぐにディリからレテホホへ移動します。四駆にて3時間弱かけて、かなり険しい道をガタガタドコドコ夜道を進みます
レテホホのオフィスが既に、1,400m以上の場所にあり
到着する頃にはすっかり肌寒い気候に変わっていました。畑はもっと標高が高くなります。
オフィスの周りにはパーチメントがついたまま袋に詰められたコーヒーの倉庫や、乾燥させるためのビニールハウスがもありました。
食事を済ませて外に出てみたら、月がないことも幸いし、満天すぎる星空を堪能することができました!
リアル天の川‼︎
ここから2日間かけて、農園視察へ繰り出しました。
1日目
拠点から1時間以上かけて、秘境にでも向かうような道無き道をガタガタドコドコ進みます。
(ちなみにディリへ戻る頃にはすっかり悪路に耐性がついてしまいました)
PWJのルールに則り、車中からすれ違う人へ挨拶のお声かけをすることに
おはようは「ボンディア」こんにちはは「ボッタルディ」
本当に皆さん元気良く挨拶してくれて最高でした。子どもたちがかわいい!
まず最初に訪れたのが、なんとTunufahi村です。
いきなりビヨンド取扱の農家さまを訪問、
大黒柱のフェルナンドさんにお会いすることができました。クールなお父さんでございました
かっこ良すぎます
畑の方も案内していただきました。収穫は終わった後で、今年は豊作とのことです。
先祖代々の土地であり、フェルナンドさんは代表として10年目
典型的な家族経営といった様子で、収穫も皆さん自ら行ってられるようでした。
次に、標高1,800m超の村へ入ります
(Tunufahiが1,600m程度)
ここまで来るととにかく景色が素晴らしく、歩く度に絶景で帰りたくなくなってきます。
畑も斜面だらけで慣れない我々は滑ってばかりでしたが、トコトコ歩くだけで不思議と心地よく、自然環境に元気にしてもらえているようでした。
こちらでは食事も作っていただきまして、
味付けはシンプルで、食材然り日本食と大差なく美味しくいただきました。最高でした
輸出規格に満たないコーヒーを手元に置いているようでして、そちらを即席で焼いて砕いて抽出したものも振舞っていただきました。
拠点に戻って、パーチメントのままもらったコーヒーを脱穀
リズムに合わせて歌いながらやってたら、近隣の子どもたちが集まってきて大変な盛り上がりとなりました。
↑器用に篩にかけます
これが終わると夕暮れ時でしたので、近くのクリストレイというキリスト像までドライブ&散歩
まあまあ登ります
風が強くてビビりましたが、絶景の中、日が沈むのを眺めます。良かったぁ〜
2日目
収穫が少し残っているという畑を訪問
こちらでは皆で収穫のお手伝い、さらにパーチメントにするところまで見学させてもらいました。
ディスクパルパーという機械で果肉を剥ぎます
ウェットミルと呼ばれる専用の設備も存在しますが、場所や資金の都合もあるので、レテホホの農家ではディスクパルパー程度の小規模な設備があるかどうか、といった様子です。
キレイですね〜
この日のうちにディリまで戻って、PWJメインオフィスへ
また別のコーヒーが届いていたのでカッピングします。コーヒー漬けです
PWJへインターンでやって来ている大学生がいらっしゃいました。若いのに素晴らしい行動力ですね!
この日は全員でディナーへ繰り出して楽しい時間を過ごしました。
↑途中、大規模なドライミルの見学も
パーチメントの脱殻や、スクリーン選別を行います
3日目
この日はカカオ農園へ、ウシオチョコラトル社主がメインの日となりました
が、生育条件が近いので、なんとカカオと同じくらいロブスタ種も見ることができました。ラッキー
実も残っていた上に、なんと花が咲いているのも残っており
『コーヒーの花はジャスミンの香りがする』と本で読んだことがありますが、本当に完全にジャスミンの強い香りそのものでした。
こちらの区画では大規模なウェットミルも存在しており、輸出業者プロデュースによる管理ならではの環境で、レテホホで見たような小規模農家とは全く別のプロセスと需要の満たし方があるのを目の当たりにしました。
虫にくわれたロブスタの実
4日目 / 最終日
午後の便でバリへ戻るまでに、PWJの運営するカフェを訪問
各社それぞれのために、屋号の入った手織りのお土産をいただきました。最高です!
PWJ駐在代表のエビザワさんには大変お世話になりました。
ナビ無しで道無き道を、ディリからレテホホの山を越え谷を越える圧巻のドラテクとメンタリティは尊敬の念しかありません。引き続きどうぞ宜しくお願い致します!
PWJスタッフと
===
本で読んで知っていたり、今だったらインポーターのSNSを見るだけでも産地の情報は入手できますが、
実際に行ってみて収穫、実機を触って脱穀や水洗の様子を見るのは、予想以上に深いレベルで自分の中にコーヒーを落とし込むことができて、それだけでも行く価値のある旅でした。
一方、開業する前から「コーヒーはやっぱりスペシャルティだぜ」みたいに考えていた部分がありましたが、
様々な理由で品質を上げていき辛い環境にある農園を見て、
昨今の品質至上主義を謳う商社や高品質専門店(それまでの自分)に疑問を持ってしまう考えも生まれ、
改めてグローバル商材・コーヒーの内包する様々な課題に気付きました。
イチ個人店としてできることは本当にちっぽけで知れたものではあるのですが、
事業を進めて関わっていく以上、介入できるように努力し続けならねばならないし、今以上に広く深い視点をもってコーヒーについて考え続けなければならないと思った次第です。
すっかりクセになってしまった東ティモール、毎年行けるようにできればと満場一致で解散。
今回買い付けたロットは、少し先ですが11月に入荷しそうです。
楽しみにお待ちくださいませ!
<更新>RECRUITMENT
[9/16 更新]
スタッフ募集中です。
・バリスタ業務を含む業務全般
ご興味ある方、改めて下記ご一読くださいませ。
===
バリスタ業務を含む業務全般
経験者のみ採用、週2~5日勤務(火水定休)
☑情熱をもってコーヒーに取り組める
☑当店で働くことで目指す将来像がある
上記2点 大変重要ですので詳しくお聞きしたいです。
コーヒーが好きでお仕事にしたい方に限ります。
以下の点も求めたい部分となります。
===
☑店の個性に合う自信がある
☑当店のコーヒーを美味しいと思う
☑両店舗来店したことがあるか、今からその予定
☑明るく生き生きと接客できる
☑英語でコミュニケーションできる
☑チョコレートが好き、お酒も好き
☑ビヨンドのblogやSNSを全部読んだか、今から読む
☑いろんなコーヒー屋さんの記事も読む
☑海外で暮らしたこと、勤務したことがある
===
2018年9月現在、日本中に大小様々なコーヒー屋さんがありますが
人気で有名なコーヒー屋さんも、実は他業種がメインの会社だったりする中、
当店は何の後ろ盾もない店主が出身地から遠く離れた神戸で縁あって商売しています。
おかげさまで新店舗も半年を経過し、
お店としてはまる4年を迎えようとしています。
『様々な枠や境界線、そして“国境”も越えられる、
最高品質のスペシャルティコーヒーを神戸から世界に。』
このフレーズを標榜として、高品質な原料に適した焙煎を心がけ、
幅広いニーズに応えられるよう、焙煎のレンジも幅広く提供する、自家焙煎のコーヒー専門店です。
海外からのお客様を多数お迎えしますので、英語必須です。日常会話以上、ビジネス英語未満程度の能力で大丈夫です。
また、販売商品としてチョコレートやお酒もありますので、コーヒーに限らずそちらも飲んだり食べたり、知識を持っていただきます。
===
本店→コーヒー豆をメインとした各種商品販売&接客・製造・店舗管理/諸雑務
2号店→接客・ドリンク作成・店舗管理/諸雑務
バリスタ経験や、コーヒー専門店勤務経験があるのが望ましい気がしますが、
全く無関係のように思える業種の経験がある方でも、それはそれでおもしろいのではないでしょうか。
バリスタに従事したい!という方は相応のスキルを求めますので、職歴と経験を詳しくお伝えください。
最近驚いた話なのですが、ある程度の実務経験があって、エスプレッソマシンの操作ができるのにも関わらず、
例えば「サントス」「モカ」「コーヒーは石油に次ぐ輸出品目」といった、どんな本にも書いてあるような基本知識が全く無い若手が増えており
それではちょっとお話にならないので、例えばスペック(原産国・品種・精製など)を自信を持って説明できるくらいコーヒーに興味があり、誰しも目を通すようなコーヒーの本を既に読んでいていただきたいです。
(最低限コーヒーマイスター以上Qグレーダー未満程度の知識を有していてください)
すっかり、調べれば何でも分かる時代になってしまいましたが、
コーヒー好きのお客さまよりさらに詳しくあるべきですので、プロフェッショナルとしてコーヒーの1から100まで貪欲にやっていこうとする姿勢を持ってほしく思います。
そういう意味では働く間はスキルを発揮する時間、働いていない間はスキルを磨く時間。オフの動きにどれだけコーヒーできるかで真価が問われますので
真にコーヒーが好きじゃないと勤められない環境だと思いますが、学び続ける気持ちを強く意識して取り組むのは何を仕事にするでも最も大事なことと思います。
この考え方に同意できない方はご遠慮ください。
(ちなみに今はSNSを見るだけで産地から抽出まで情報がリアルタイムに静止画・動画で手に入ります。スゴイ時代です)
コーヒーの風味は銘柄や焙煎によって様々です。当店の場合、
店主の主観で豆を仕入れて、それを主観的に適切なポイントだと思うところに焙煎しています。
世界的に見てもかなりイカした味づくりをしている自負がありますが、やはり人それぞれ嗜好がありますので、好きや嫌いがあるものです。
しかしそのために浅煎~深煎まで用意もしています。
それを踏まえてですが、当店の全ての商品をお客様に提供する仕事となりますので、
たとえ好みでないコーヒーがあったとしても、それぞれがどのような特徴を以てして美味しいとされているのか、理解してもらう必要があります。
品質的に美味しい美味しくないという点に関して、「良いところがある」「悪いところがある」と大まかに考えることができます。
お砂糖みたいな甘さがある、コクが強い、口当たりが優しい、といった良いところがあれば
舌にざらつきが残る、ヒリヒリする、そもそも香りが無い など、悪いところがあるコーヒーもあります
全商品に関して、悪いところがあるように焙煎もしていないつもりですし、悪いところがでないように抽出レシピを構成していますし、そもそも悪いクオリティの原料も仕入れていません。
しかし、どんなに再現性高く作り続けたとしても、どこかのタイミングで原料の状態が変わって、悪い部分が出てしまうようになることもあります。
そんな時に気付くためだったり、日々の日数の経過による味の変化に気付けるようになるためにも、とにかく飲み続けるのが大事な業務の一部でもあります。
このあたりは勿論、抽出レシピや味の判断の仕方など、店主から商品説明の一環として解説しますので、落とし込んでいただくことになります。
手があけばコーヒーを飲む、くらいのことを楽しんでできるのが良いです。
コーヒーは生産国から日本に送られてきますが、
どこから来たのか、その国はどんな特徴があるのか、行ったことがあるか、
農園はどのような場所か、品種は何か、風味特性がどのようなものか
生豆ひとつとっても、様々に思いを巡らせることができます。
ぼくがコーヒーを好きでいられる理由のひとつに、『勉強になる』という点があります。
それは地理的に、というのが強い動機になりますが、ほとんど生産国には行ったことがありませんので
東チモールってこんな場所にあるのか、とか バリで乗り継ぐのか とか 作物のほとんど全部が有機なのか とか
タンザニアのコーヒーを仕入れるのは久しぶりだな 前回買ったのは西部のやつだったけども今回の南部は今勢いあるエリアなのか ふむふむ
といったように、グローバル商材として語りかけてくれる部分がたくさんあります。このあたりも楽しめないともったいないと思います。
先日 東チモールに産地視察へ行ってまいりました。詳しくblogに記しましたが
遂に産地出張を始めたロースターの従業員になりますので、より各銘柄の背景・ストーリーについて詳しく知っておいていただく必要があるなと感じ始めています。
自家焙煎店は食品加工業です。生豆を焙煎して、異物や欠点豆の混入がないように品質管理しながら清潔に営業していくのが最低限で最重要です。ちなみに焙煎も含め本店の業務のほとんどが工場作業のようなものです。
そんな焙煎工場が新しくオープンしたコーヒースタンドができましたが、当然のように素晴らしく美味しいコーヒーを期待されますので、そちらに立つ場合はある程度の経験(トーク含む)とメンタリティが求められます。
一定の経験がない方に関しては、あくまで補助としてバリスタ役のスタッフのサポートをしていただきます。
本店、スタンドともに海外から来られるお客様が少なくないので、英語での接客がある程度できるのが望ましいです。ノリで対応できる人がたまにいますが、それでも大丈夫です。『英語でのやり取りは無理』と思う方はご遠慮ください。ちなみに国籍不問です。
両店舗、小規模店での接客業となりますので、それなりの対人接客能力も求められます。朗らかな挨拶と対応、分かりやすい商品説明、簡潔な案内の仕方等々。
ここは個性を生かして存分に己を発揮してもらえれば結構です。
海外で暮らしたことがある方が好ましいなと感じるのは、多様な文化や価値観に触れている方が接客の仕方ひとつとっても、商品理解においても、柔軟に対応できるように思うためです。
そういう意味では他業種も経験ある方が良いと思います。
過去の求人で、来店いただいたことがなかったり、当店のコーヒーを飲んだことのないまま応募してきた方がいらっしゃいました。
その辺のチェーン店ではないので、お店の雰囲気を知らないままだったり、飲んで「美味しくない」と思ってしまう可能性のあるまま応募されるのは意味が分からないので、時間の無駄ですしご勘弁ください。
今回の記事を見て興味を持っていただいた方は、今からでも何度かご来店ください。良い雰囲気だな、とか、自分が働くにはちょっと違うな、とか感じるものがあると思います。
自分が働くイメージを沸かせられるか、是非確認してからご応募ください。
上記 目を通していただいてピンときた方はご連絡お待ちしております。
最近の若手は正直に申し上げますと、コーヒーが好きなのではなくコーヒーを淹れている自分のことが好きなだけな人が多いように見えます。それでは全くコーヒーの追求になりませんし、いくらでも代わりがきく上にいずれ、機械にも取って替わられてしまいます。
斯様な状況の中で、自分なりの武器をお持ちであるか、それを常に考えて身につける努力をしていける方と時間を過ごしたいと思っています。
今をときめくUSHIO CHOCOLATLやHarlow ICECREAM、海外のレストランとも取引のある自家焙煎店です。
長くない営業時間なので毎日全力を出してほしいのですが、その為にはそれ以外の時間でしっかり自己管理する必要があります。兼業でも構いませんが、じゅうぶんなエネルギーを使える方に限ります。
無理に働いてもらっても人生もったいないので、ここまで読んでちょっとでもダメそうだと思う場合、今回はご遠慮ください。きっともっと適した勤務先があると思います。
お互い、日々の研鑽の末に将来的にタイミングあればご一緒しましょう。
===
お店の人として、地域に根付くことも大事なことです。周辺のお店や施設に詳しくなるのも大事な仕事の一部です。取引先の把握や数字の管理も大事です。
仕事や人生に対する考え方が明確で、情熱や前向きな姿勢がある方と働きたいです。
(逆に言えばスキルがあっても気持ちがなければ絶対NGてす)
ちなみにコーヒーが好きとかやる気があるというのは、当然のことと思いますので悪しからず、
その上でいかに自分を表現しながら勤めていけるか、お互い努力してまいりましょう。
色々書きましたがそれでも、会社に勤めるほうが色々と保証されるものがありますから、個人店の求人は本当に難しいなと思います。それゆえに今のところ、ゼロから育てるつもりもありません。
それでも!と思えるのはやはり、
情熱だったり、どうしてもコーヒーやり続けたいという目的意識なのかなと思います。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
BUNN
===
応募要項
Eメールでご応募ください。
フォーマットは一切問いませんが、一般的な履歴書程度の情報量があれば十分です。
当店で働くことで目指す将来像や、自己PRをたっぷり伝えていただきたいです。
・業務内容・
上記の通り
・勤務日数、勤務時間 / 給与・
応相談(火水定休)
週末勤務希望
11:00 – 19:00の8時間±1時間程度
給与目安: 時給1,000円程度
※試用期間有
・・・
応募後、面接に来ていただく方にはメールの返信を以てその旨お知らせします。
数回お話させていただいた後に、数回試験的に勤務していただいてから、採用かどうか判断します。
===
EK43S
求人詳細はコチラ→→→
美味しい淹れ方に関してはコチラ→→→
分かりやすい精製方法の解説はコチラ→→→
MAHLKÖNIGというブランドの、EK43というグラインダーが、ここ数年で世界中に爆発的に普及しました。
(ドイツ製です)
「EKとハリオV60が置いてあるかどうかで、ちゃんとしたお店かどうか判断する」
…なんていう説もあるくらい、確かにコーヒーショップにEK43があると、大きなエスプレッソマシンがあるより安心感があるように思います。
そんなEK43が今年マイナーチェンジしまして、さらに小型タイプも新登場しました。
ビヨンドも店舗が増えたので、その新型を関西初号機(!)としてインストール
フィルターとエスプレッソ、この一台でどちらも対応できて、ビヨツーのような環境では最強のグラインダーです。
・細〜粗の粒度の幅広さ
・粒度の精確な均一性(=風味⤴︎)
・スピード
等々現時点で世界最高クラスの機種であり、お店によってはエスプレッソ専用グラインダーと並べて使用されているところも少なくありません。
(同社製のエスプレッソ専用グラインダーも大変優秀です)
高価な機器ですが、その点も上手く工面しまして、我ながらナイスな個人事業主になったもんだと思いました…
ちなみに旧EK43はヤフオクにもメルカリにも出さず、小屋に戻って活躍しています!
お越しの際は、関西初号機のギーセンとEK43Sを是非ご覧になってくださいませ。
Iced latte x Harlow ICE CREAM
引き続き愛がとまらない、ハーロウさんにビヨンド専用アイスクリームをつくっていただきました。
こちらを中煎後半に仕上げたグアテマラサンタクララFWを使用したエスプレッソ、で合わせたアイスラテにON!
アイスクリームはミルクベースのものに、チョコレートソースを混ぜていただいてます
ヤバすぎるコーヒーフロートが完成しました…
夏が終わるまでやっておりますので、是非おためしくださいませ
ICED LATTE w/ HARLOW ICE CREAM – 900JPY
Coffee Jelly Latte [見栄えも良い!]
コーヒーゼリーの入ったアイスラテを数年前から見かけるようになりましたが
当店でも用意してみました。
微糖のコーヒーゼリーに、グアテマラ中煎のエスプレッソを使ったラテを合わせています。
コーヒーゼリーのレシピも試行錯誤しまして、ラテ自体の風味としっかり調和させています。
この夏お届けするデザートドリンク!
是非おためしくださいませ。
Coffee Jelly Latte / 750 JPY
店内 / テイクアウトどちらも対応