4月21日発売 京阪神エルマガジン社様の『歩いてめぐる神戸本』に掲載していただいております。いつもありがとうございます。
最寄りのめがね舎ストライクから折角堂まで網羅されてます!!
昨年の号と対照的に、冊子全体が神戸の中に住んでいる人向けの内容になっている気がします、
奥深い神戸の魅力が詰まってますので是非手に取ってみてくださいませ!
雇用を検討しはじめました
この度の熊本地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
毎日心配でニュースに目を通すのも辛いですが、微力ながら今後 力になれますよう正しい支援ができるよう行動致します!
みんながんばって!!!
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とくに業務を拡大するわけでも新店舗をプンオーするわけでもないのですが、
週1~2ペースで、店番してくれる人がいてくれたら助かるなぁ~と思うようになってきました。
しかしまさに最近、日中暑くて焙煎できなくなってきたので、夕方以降に行うようになりつつあり
となると13-19時という営業時間を自分一人だけで問題なく過ごせるようにもなってしまうのです。
でも社会に出たからには雇用を発生させんとなぁ~という思いをやっと実現できる段階になった(気がしている)ので、
今のうちに誰か…いやしかし不要か…と毎日悶々としております。
ちなみに当店の店番の業務内容は『販売/接客』『諸雑務』以上です、
あと『ぼく(とお客さま試飲用)にコーヒーを淹れる』もお願いしたいところですね…
時間にして13-19時の間の5時間程度
時給はちょっと高めくらい
袋にスタンプ押すか、あとは座ってたらだいたい終わっちゃうスーパー楽な内容ですが
週1~2程度の5時間なので、稼ぎづらいのと、必然的に応募可能なライフスタイルの方が少なそうなのが気になるところでございます。
(あと ぼくが接客に厳しいです!!)
飲食店ではなく、しかしコーヒーの工場兼小売店
飲食というより販売経験があるのが望ましく、
しかし飲食店勤務のような清潔感とその意識があってほしい!
とか考えますが 絶対キャラ採用する気がします。まちがいない
そこまで情熱的じゃなくてええのですけど、コーヒーそこそこ好きであってほしいです。
まだ募集を決めたわけではないのですが、ぽちぽち検討中ですのでこっそりブログに記してみました。
興味ござる~という方は店頭orメール(電話NG)で何がしか連絡いただけますと、募集始める以前に採用してしまうかもしれませんので、
アツイ志望動機とともにご一報いただけましたらと存じます!
とても新しいコーヒーメーカーの話
何度も言いますが今年は設備を整えます!!
新型マシンもすぐ導入、まず届いたのがコチラ
こんにちは!!
まいどお馴染みHARIOさんの『Smart 7』というコーヒーメーカー、
まず ここまでカッコイイものが国産で出てきたのが驚きです。
さらに
タッチパネル搭載
日英2言語展開
湯温 湯量 スピード調整可(!)←
この機能がマジですごいです。メモリー機能付で4つレシピを調整できるので、
焙煎度合 とか
つくる杯数ごと で作成してセーブしておけば、あとはもうそれを選んで水をいれるだけで超簡単。
この機能に興味がありすぎてもはやデフォルトのオートモードを一切使ってないですが、
自分が適当に淹れるときの20g / 300mlのレシピでまず設定してみました。
湯量とスピードは同時に入力していきますが、
何mlのお湯が何秒で出て、インターバル(待ち)の時間まで細かく設定できます。脱帽
最初に湯温と総使用湯量を設定するので、途中の設定で総使用湯量をオーバーするとエラーが出てくれたり、
秒数設定するのと同時に、トータルの時間も表示されるなど、細かいところまでよくできてます。
スタート後、設定湯温までコポコポと温まって
到達したら抽出が始まります。この間も、リアルタイムで湯温が画面に出たり、抽出中も残り時間が表示されて見ていて飽きません。
肝心の抽出ですが、9つの穴から同時にお湯が出ます
「のの字になるんですか?」と昨日言われましたが、なりません、
むしろ9箇所から同時に出てくれるのでのの字より優秀です…湯温もブレがありませんし、人間では敵わない面をたくさん持ち合わせてます…
出来上がったコーヒーは普段自分で淹れてできあがるのと全く遜色ない味でございました。
自分で設定したのでそりゃそうなのですけど、特有の機械的な臭いとかも無いですし、
こうやってロボットが人の仕事を取っていくんだろうなぁ~考えてしまいました。。
これ複数台並べるだけで喫茶店できるんじゃないでしょうか。。
こちら小売価格54,000円とコーヒーメーカーとしてはかなり高額ですが、
自宅で一生、100%美味しいコーヒーが飲めて、家電としてもカッコイイ
と捉えると決してべらぼうに高い買い物ではないと思います…
ご入り用の際は取り寄せますのでお申しつけくださいませ。
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これに甘えて自分で淹れることをしなくなってしまいそうですが、
設定湯温に沸かしてホールドもできちゃうbonaVITAもGETしたばかりなので、うまく使い分けていく所存でございます。
(一切 喫茶してませんが)
焙煎もしてなくて、たいして忙しそうにしてなければ、
お時間いただけたらサクッと何か淹れますのでご来店の際はお気軽にお申し付けくださいませ!
ビヨンドの話 – KOBE live+work
古民家と言われるのに抵抗があります!ビヨンドです。
先日公開されました神戸市プロモーションサイト
『KOBE live+work』
のFOODのページに登場しています。
10年前に神戸に越してきて、あまり日本にいない期間もありましたが
まさか三宮にある立派な小屋で自営することになるなんて!
神戸でコーヒーで何か、と行動をしていると良い事ばかりだったので
(これは~こうしてたら生き延びれるかもしれんな~)と味を占めてそう過ごしてきて、今もまさにそうなのですけれど
そのうち自分でやることを決めて、じゃあアレ(オカネ)が要るコレ(焙煎機)が要る、
やるならやっぱり神戸がいいな、と
必要なものを手に入れるのと、希望を叶えることだけ決めてしまって、
そこまでのプロセスはまあなんでもいいか、と行動すること2年くらいでしょうか
アレコレを手に入れるためにコーヒーとは関係ない仕事をして、
しかしそれも、飲食店ではないサラリーマンでしか経験できないであろう諸々や、
コーヒーに関しても色んな国で友だちができたり、視野が広がったりと、大事な大事な期間になりましたし
その終盤に、やがて開催し始めるKOBE CUPPING CIRCLEの面々と出会って
焙煎機置いていいよ!と言ってくれる人に出会って
トントンと手元にGIESENがやってきました。
そうです
運が良いのです。
なんやかんやで最短距離になっとるやないか…と当時驚きましたが(最短すぎてオカネがついてきてない)、
今の立派な小屋を見つられたのもかなりラッキーな理由なうえにラッキーなタイミング、
生かされてる感がハンパじゃありません。
神戸じゃなかったら、とかあの時アメリカに行ってなかったら、とか考えても仕方のないことですが、
今までの選択のどれか一つでも欠けていたら今みたいに「毎日楽しいわ~」とか言いながら暮らせておりません。
これはもう今までの自分を褒めてあげたいのと、
なによりその時々の出会った人と環境に恵まれたので、毎日感謝感謝、恩返し恩返しと思いながら働いているのですが
とにかく働くうえで、
自営としてコーヒーを仕事にできていること
飲食店ではないが、商材が高品質コーヒーであること
超高級品を取り扱っている意識を持つこと
ストレスのない働き方をすること
波長の合う人と仕事をすること
…等々 働き方として、企業理念というよりは生きる上で大切にしたいことも取り入れたいので、パトロンとかつけないですし、卸の営業も無理にしてません。
from seed to cupを考えた時に説得力のある販売の仕方をしたい/説得力の無いことをしない、であるとか、大事にしたい決め事がいくつかあって、それを実現していくためには、商売と生き様のギリギリのバランスのところを狙うしかないと考えているのです。
そしてそれをギリギリのレベルで実現可能なのが神戸なんじゃなかろうかと思います。
<トーキョーやオオサカでもなく、地元でもない街にいること>に不思議がられたり、自分で疑問に感じたこともありましたが、
この10年生かしてもらって、もうしばらく腰を据えて働かせていただきたい街・神戸、住みやすい街・神戸、海も山もあるのにコンパクトな街・神戸。
色んな暮らしをする素敵な人たちの話を通して神戸を知ってみてください、
なんだか素敵そうな街だなぁと感じていただけたら幸いです。
KOBE live + workの動画コチラ
目に見える形じゃなくていい、
これからの暮らしで神戸に貢献できたらいいなあと思います。フゥー!
異国の話 – Hong Kong
あっという間に一か月経ってしまいましたが
先月のとある日 0泊2日で香港に行っておりました。
すぐに済んでしまうような、でも実際に行く必要のある用事があり
泊まってもよかったものの、泊まるまでもない用事であり
香港は宿代の高さも気になるので、調べてみたところ
滞在約13時間の日程で行き来できることが判明、強行突破してまいりました。
ちなみに ピーチのフライトで
05:45三宮発→08:30関空発…
01:00香港発→08:00三宮着 といった感じです、帰ってきてからがしばらくしんどかったです…
その野暮用も、なんと着いてスグ空港内で済んでしまうという珍事件が起きましたが、
気を取り直して街へ繰り出しました。
香港といえば、
前職で何度も訪れた最も馴染みのある国のひとつで、トーキョーなんかよりも余裕で詳しいレベルです。
空港⇔街間は、当日中ならAirport expressという片道約25分の特急が往復1,400円程度で利用できるので
へたに泊まるよりも、かなりオススメかもしれません。宿が高いうえに良くないのですよね香港…
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まず とりあえずランチがてらSunday’s Groceryへご挨拶です
Kennedy Townという新しいエリア、MTR(地下鉄)の駅もぶっちぎりでキレイなんですが
空港からですとAirport expressで香港駅へ、そこから中環駅まで歩いて乗り換えてKennedy Town駅へ
駅からサンデーズまでは徒歩数分です。
入店するとお昼下がりなので、何名かお客さんがいてはってサンドイッチをお召し上がり中
スタッフさんたちがBunn San!と歓迎してくれます。いつもお世話になっております!!
なんか食べる?と言われて、instagramでよく見てたスコッチエッグの半熟っぷりがヤバそうなサンドイッチを頼む気満々でしたが、もうなくなったと言われて、勧められるがままチキンのナントカサンドイッチをオーダー。
相変わらずとんでもなく美味しかったです。
この会社の商品のクオリティは本当にレベルが高くて、以前YardbirdでいただいたShiso duck fried riceは、
シソだけはどうしても好きじゃない自分が『この世で最強に美味いチャーハンなんじゃないか』と食べた瞬間感動したのも記憶に新しく、
そのチキンのナントカも、めっちゃ好きな食材だらけ~というわけでもなかったのに
最強に美味いなぁ~と思わされてしまいました。あぁ~すごいすごい
お昼でしたがもはや空港内で任務達成してしまったので、coffee shochuもいただきつつ、
なんかスイカのカクテルも飲ませてくれました。キャンディみたいな甘さで美味しかったです。
そこで他のお客さまがcold brewをオーダー!
Sunday’s Blendのレーコーが飲まれる瞬間に立ち会いました。
「コレ君が焙煎したのかい!?
…とっても美味しいワ!!」と言っていただけて安心しました。。ホッ
と嬉しいひとコマもありつつ次の目的地へ
BrewNote Coffee Roasterは、その前職のときに最も仲良くなったVincentという男の子がオーナーのコーヒーショップ
北角(North point)というメインアイランドやや東のエリアにあります。Kennedy Townから1本です
当時はお互いエンジニアだったり雇われロースターだったりしましたが
なんとか立派に独立しましたね!!
ふたりともGIESENユーザーですが、彼のはデジタル仕様です
会う度にPCの焙煎管理ソフトを自慢してきます。。
数日前に焙煎したパナマとウシチョコをお土産に持って行ったら、
交換だぜ~と大量にケニアをくれました。。お土産なのに。。
ラテを注文したら、アカン!と言われて、じゃあエスプレッソ、と言ったら
V60されたイルガチェフェのナチュラルとコスタリカのナチュラルがでてきました…
もうタプンタプンです…
また来るわ~と北角から今度は上環へ、こちらもMTRいっぽんです
Hikaru SanのBrew Bros Coffeeを訪れましたが、時間ギリギリだったのでコーヒー飲めず
閉め作業を待つ間にビールがでてきました…
夜ご一緒する約束をしていたので、どかどかとビールを飲んで喋って一人空港へ戻りました。
こうして書くと飲んでばっかりの滞在ですね…
Brew Brosは大阪出身のHikaru氏がオーナーで、きさくに日本語対応していただけますので
もし香港に行った際はきっと頼りになりますので遊びに行ってみてくださいね!!
近所には、Vincentと一緒に昔仲良くなったDawn君がバリスタを務めるCupping Roomもありますが、
今回は時間切れにて寄れず。
Dawnはいつのまにかバリスタチャンピョンになってしまって、WBCでも確か2位になっていたし、ブッチギリの出世頭ですね、
昔Vincentと3人でワイワイ騒いでたのが信じられません…
去年Cupping Roomで再会した際、ナノロットのコロンビアのナチュラル精製のコーヒーを淹れてくれましたが
もはやクランベリージュース…!なんじゃこりゃ、
というスーパートップクオリティのコーヒーを淹れてくれました。さすがチャンピョンです
ちなみに焙煎はアメリカのロースターから空輸しているそうで、モチロンかなり浅めです
いわゆるスペシャルティコーヒーは、都会に行けばだいたいどの国でも探せばあるものですが
香港は総じてレベル高めで大変楽しいです。街がコンパクトでアクセス良いのも魅力ですね。
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前回買いそびれたパンダクッキーをしっかり手に入れて帰国、Yardbirdでチャーハン食べるチャンスがなかったのだけ無念だったものの
フライト時間は長くないし、早朝出て正午に着く総移動時間はネックですが
それでも宿泊せずに帰ってこれる距離なのはなかなかの魅力なのではないでしょうか。
香港PRになってしまいましたが、日を選べば往復3万円以下で済みますし、楽しいですよ~
異国の話 – 海外移籍
日帰り香港から軽微な頭痛が治りません
ビヨンドです。
去年はお仕事での香港以外に、プラハに旅に出ましたが、
今年も時間を作って旅に出たく思っております。南半球に行ったことがないので、知人も複数のオーストラリアかなあと漠然と考えてます
コーヒー屋さんを巡るコーヒー屋さんって多いんですけど、もはや世界規模でそれを終えてしまっておなかいっぱいのビヨンドは、
今更メルボルンということもなく、しかし美味しい食べものが多いらしいので立ち寄ってみたく
飲食店では当然ありませんが、食品加工の一端を担う者として、また高品質原料を取り扱う者としても、
コーヒーだけじゃなくて色んな食事をすべしと毎日心がけています、コーヒーに限らず美食の噂がたくさんのメルボルンは魅力的です
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最近、メルボルンにワーホリに行くぜというコーヒー従事者が増えている気がしております、バリスタの方々ですね
英語のできるできないは別として、当然ある程度できないとダメなんですが
第一線のバリスタの時給3,000円とも言われるメルボルンにバリスタとして働きに行くということは、相当な即戦力じゃないとだめでして
文化の次元がまるっと異なる地に興味を持つのは分かりますが、思い出づくりに海外移籍するJリーガーはいないわけですし、
そのモチベーションでメルボルン行っても何も得られないのでは…という人が増えているようで勝手に心配してます
このままいけば数年後にはあふれんばかりのメルボルン帰りのバリスタが…
メルボルン帰り(笑) みたいにならないといいんですけど…
『1日何百杯も捌くという作業をこなす』ことを高みと捉えるならば、バッチリでしょうけれど
それをできるようになったとしても、帰国した時にそれを活かせる場所がほとんどないですからね…
(メルボルンに移住して働き続けるなら理に適う部分が大きいですが)
といった心配をしているのを、香港でメルボルン帰りのバリスタにしてみたら『そりゃあヤバイっすね~』とのことでした。。ヤバイ。。
ワーホリとアスリートを比べたらアカンか、と思ったけど、雇ってもらって仕事する分には一緒ですからね、
皆さん日本代表の気概をもってぶちかましてきていただきたいですね。
そんな神戸代表の気概だけはじゅうぶんのビヨンド、先週発売になりましたことりっぷマガジンに掲載されております
神戸・門司港・富山の港町特集です!
書店でみかけたら是非チェックしてみてくださいませ!
異国の話 – The West Coast
春に近づいて取材が続く時期なのかはわかりませんが、昔のことを思い返す機会が度々ありまして
ちょうどそれにまつわるとても嬉しい再会がありましたので、チョット長いですがそれについて
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昔々、最終勤務日を終えた翌日からの休暇期間で渡米、
退社日に帰国するというランボーな旅にでたのですが
約2週間、それはそれはもう人に恵まれた旅路になりまして、ゆく先々で起こる素敵な出来事のおかげで開業を志すこととなりました、いろんな国に行き始める直前の一人旅の話です
(もはや死ぬつもりで行ったので無一文で帰国、そのあと巨大企業に勤めてピラミッドに刺さったりするのはまたの機会に)
===
まず渡米前に、当時ワールドバリスタチャンピョンの称号とともにLAに『HANDSOME COFFEE ROASTERS』をプンオー準備中だったMichael Phillips氏に、(当時得意の)英文でメールを送りつけました。
『これこれこういう日程でLAに旅行に行く者ですが、もうプンオーしてますか?ハンサムさんに興味津々です!』
どこの馬の骨ともわからない日本からのメールに、なんと本人が返事をしてくれました。
『Hi Daisuke! その日程なら皆工場にいるから遊びにおいでよ!』
憧れのアイドルから返事がきた!!ウオオオオ
みたいなテンションになった私はすぐさまハンサム徒歩圏内の宿を拠点にすることに決めます。
そう、当時は『サードウェーブ』という言葉が現れてまもない頃で、
『西海岸のコーヒーがヤバイらしい』
『浅煎でめちゃんこフルーティでしかもなんか店とかカッコイイらしい』
という情報が知られ始めた頃、とにかくそれに魅せられて、今よりもっとバリスタの方面に興味のあるコーヒーマニアだった当時の自分はアメリカに思いを馳せます。
『行くなら今しかない』
そして立ち寄ることにした4つの都市
Los Angeles
San Fransisco
Portland
Seattle
東側は諦めて、この4か所を南から攻めていくことになります。
到着早々、ハンサムを訪問するビッグイベント
グランドプンオーの何か月か前の時期で、店舗兼焙煎所になるという場所はガランとした倉庫の状態、梱包と卸の発送だけやってはりました。
(グランドプンオー前なのに卸しまくってるのがさすがです)
面々と一緒にカッピングした後、
MichaelのHONDAのマイカーの助手席に乗せられてdowntownの卸先のコーヒーバーへ
何を話したのか覚えてないのは、緊張してしまっていたのと、英語で会話するのにビビっていたんでしょう、ただ単に大したこと話してないんでしょうね。なんせただのド素人が世界王者と並んで座ってコーヒーをすすっているのです、
旅の日程を伝えてみたら、それなら話を通しておくから、ココを先に訪れてコレコレで、SFならココがイケてるぜ、とか色々教えてくれて、さらに次の目的地に向かうバス停まで見送ってくれて、現金持ってるか?とか聞いてくれて、
チャンピョンまじ素敵すぎてもう、とチョット泣いてしまったことだけ覚えてます。
しかもほんとに行く先々で『Mikeから聞いてるよ、nice to meet you, Daisuke!』みたいな感じで歓迎されてしまい、
序盤から『まじアメリカ最高』という気分になってしまいました。
とにかくマイケルさんに大変よくしていただいた後、
Long beachのSCAAオフィスに行ってみたり、
サンフランシスコからヨセミテに遊びに行ってみたり、
ノープランで2泊だけの予定だったポートランドの街並みに感激したり、だんだんと一人で旅をするのにも慣れてきます。
ポートランドまでは各都市飛行機移動でしたが、ポートランド⇔シアトル間は短いので、初めての列車移動
なんとそのタイミングで、マイケルがシアトルのカフェにトレーニングに来ていることがtwitter経由で判明します!
すぐさま連絡を取りまして、tougo coffeeっていうところに何日間かいるからおいでよ!と返事。
そして立ち寄ったtougo coffee、ドアを開けて入店すると
「イラッシャイマセ!」と日本語を喋るシアトル人が…。よく見たら和菓子もおいてる…
なんとオーナーのBrianが日本に縁のある方でして(しかも大阪)、
Michaelとの再会も盛り上がり、Brianとも盛り上がり、コーヒーも美味しい、なんじゃこりゃ、という旅のラストにふさわしい2日間を過ごして、号泣しながら帰国します。
『ここからまた頑張ることが恩返しにつながるはず』と強く思ったのを覚えています。
(左手は腰に添える派のMichael san)
息子がYao cityにいてるというBrianとは、きっとまたすぐに会えるだろうと話をしていたんですが…
この度
なんと
神戸まで会いに来てくれました…!
実に4年半ぶりの再会、
世界中多方面に多大なるご迷惑をおかけしながらBEYOND COFFEE ROASTERSとして開業しまして、
ちょうど模様替えもひと段落したところに訪問してくれたBrianは、
「ほんとにこんな、立派な城をかまえて…!」と涙を浮かべて喜んでくれました。(小屋やけど)
あの旅がなかったら、
と思うときは多々あるし、思い出として完全に美化されておりますし
その最重要人物のBrianに、自分で焙煎したコーヒーを自分で淹れて飲んでもらえる日がやってくるとは、
ほんとにもうこれを感無量と言わずして何と言うでしょうか。
いったん帰国しちゃいましたが、5月に戻ってくるみたいなのでまたすぐ会えるのが大変楽しみでございます。
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当時はSNSの使い方もよく分かってなかったし、スマホも出始めたころでご覧のように写真の画質も悪いし、後々勤めることになるゲストハウスの存在自体も知らず、見返すとちょいちょいチョット良いホテルに泊まったりしてるし、きっと旅のしかたとしてはウダウダのグダグダだったことがうかがえます、そもそもよく無事に帰ってこれたなと思いますよね。サンフランシスコでホームレスのお姉さまにBlue Bottleでテイクアウトしたコーヒーをいきなり奪われたのを思い出しました…(でもコワイめに遭ったのはそれだけでした)
しかしこの渡米きっかけで、後々いろんな国に行く仕事をしたり、旅に関わる仕事をすることになったりするとは人生何が起こるか分からないものです。
もしかしたら近い将来、世界のどこかから『ビヨンドさんすごい興味があるんですけどお伺いしてもいいですか!?』といった連絡があるかもしれません、そのときはこの旅のことを思い出して、できるだけナイスな対応をしたいものです!!!
以上 全部ウソのつくり話でした。
明日25日(木)、お休みです!!
Irish coffee by Bar Blue
BUMP OF CHICKENから山下達郎までJPOPブーム!ビヨンドです
ビヨンドから徒歩3分、南西方向にございますBar Blueさまにて当店のブラジルを使用しましたアイリッシュコーヒーをお楽しみいただけます、
先日飲みに伺うことができましたが、ブラジルの、他のどの味もジャマせず、かつ余韻に表れるモルトフレーバーの絶妙なバランスぶりに驚きつつ
口にはこぶ度に変わる味わい、最後の一滴まで美味しくいただくことができました。。。
美味しかった。。。
Blueさんでぽちぽち飲んでから家路につくのオススメです是非!
===
Bar Blue
18:00 – 03:00
〒6500011
神戸市中央区下山手通2-14-11 2F
078 333 0811
https://www.facebook.com/Bar-Blue-1410899615881504/
長時間保存の限界①
ビフォーを思い出せるアナタは中級者!ビヨンドです
改装終わり次第テイクアウト始めようかと考えたのですが
まず味の面でどんな紙コップも好きじゃないというのと、
サステイナビリティの要素のある商材を使っている時点で、使い捨てる紙コップの説得力の無さすごいな、
という理由でまだまだまだまだまだやらないこととなりました
引き続き 豆だけなのにやっていけるのを証明する個人店代表(実家暮らしでない)としてがんばります
そこで思い出したようにタンブラーを引っ張り出して、先日大阪まで行くのにコーヒーをいれて持ち歩いてみました。
デザイン性も保温性もかなりイケてる某ブランド、さすがコーヒーが一向に冷めません。
その保温力はスゴイのですけども、あまりに温度が下がらないので、
体感的に覚えている『このくらい時間が経ったらこのくらいの温度になって、こんな要素の風味がでてくる』感覚からすると違和感を覚え、
これはもしかして、コーヒーの液体に負荷がかかってしまっているほど保温してしまっているんじゃなかろうか??
という考えに至ってしまい、飲めども飲めども熱いまま、ちょっと温度が下がってもでるべき甘さや質感の変化もなく、
ある程度ぬるくなるころにはとんでもなくヒドイ味になってしまっておりました。
しかもコーヒーはCOEのエルサルバドルでした…
タンブラーごとテイクアウトしたらいいじゃんとも思ったのですが、
これはこれで問題アリやな…という結果になったのでまだまだまだまだまだやらないんですけども
やはりコーヒーを液体のまま長時間保存しようとするならば、色々添加物が必要なのかしらと思わされる結果となってしまいました。
ある程度高品質なコーヒーを普通に抽出したら普通に温度が下がっていって、温度変わるほどに色んな味がして美味しいなぁ、となりますが
その自然の摂理みたいなものに無理させようとしたら、やはり香味に影響がでるんでしょうね…
科学的なことは詳しくないので調べてみます…
ステンレス製なのも影響あるかもしれませんね…
===
3月半ばの予定でしたが、大幅に早まって来週改装がひと段落となりそうですので
それ以降にコーヒー教室等再開とする予定でございます。
よろしくどうぞ!
Bunn
保存の話 – 続・冷凍説
以前 記しました冷凍説
ついに飲み比べるときを迎えましたよ。
1/24実施、
左から順番に
①12/18焙煎 室温保存
②12/18焙煎 冷凍保存
③ 1/22焙煎 室温保存
③は参考までに並べてみることとしました。
粉の状態(ドライ)からチェック。
②だけ、明らかに程度が弱いです。
お湯をそそぎます
この状態ではほとんど差はありませんでした。
4分待って
上澄みを取り除きまして
味見です!
…
結果
②(冷凍保存)の方が、①(常温保存)に比べて雑味が少ない ということが分かりました
ただ、香りの強さであったり、酸や甘さといった大事な要素も少なくなっており、
『雑味が減るものの、香味成分も減ってしまう』という説明が正となります。
良くも悪くも薄味になっておりました。
===
②について
・粉だけの香りの時点で程度が弱い
・お湯を注いだあとの香りは①と大差ない
・飲み込んだ際の風味も全体的に①③より弱め
・①に比べて雑味が少ない
・冷め切ると③とほぼ同じ味
・20時間後の風味→①より雑味少なめ、しかし③よりは明らかに劣る風味
①について
・粉だけの香りに悪い点なし
・お湯を注いだあとの香りも問題なし
・少しだけ冷めた段階で、顕著な雑味(苦味)が表れる
・酸味を支える要素が減少しているので、酸っぱく感じる
・さらに冷めた段階ではじゅうぶんな甘さを伴う
・冷め切った段階でも、②③より雑味を感じる
・20時間後、より顕著で鋭い酸を伴う風味になってしまっていた
…ということで
焙煎約5週間後の比較でございましたが、いかがだったでしょうか。
モチロン一番良いのは、冷凍するまでもない間隔でコーヒー豆を手に入れることです
5週間という期間では、思っていたより①も大丈夫でしたので、次回は
・6~7週間以上おいてみる
・粉にした状態で同じ期間おいたものと比較してみる
…等々やってみたいと思います。
焙煎されて1か月程度であれば、常温の保存で問題なさそうですね。
以上 ご参考になれば幸いです…