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Origin trip – Ethiopia

11月24日夜発にて、エチオピアへ行って参りました
ドバイまで約12時間、4時間のトランジットを経て首都アディスアベバへ、さらに4時間のフライト

入国審査を経て現地ホテルへ着く頃には、自宅から24時間ほど経ってました、さすがに遠いですね
コーヒーの起源の国とも、人類の起源の国とも言われていますが
遂にエチオピア来ちゃったかー、と思うよりは
飛行機に乗ってたら着いちゃうんだなー、くらいにしか感じなかったのは、首都にいる間だけだったかもしれません…
到着初日は、当店のエチオピアコーヒーをプロデュースされている輸出業者『BNT社』代表の方と合流してお食事へ
翌日以降の食事もそうでしたが、イタリアに支配された歴史があるためか、イタリアンのお店が多く、安心安全のトマトソースパスタなどで凌げることが多く助かりました。(チーム誰も体調崩さず!)
コーヒーに関しましてもエスプレッソマシンを置いてある施設が少なくなく、そういったお店も増えているようです。

↑到着後 初のコーヒー
2日目
首都郊外にあるBNTの倉庫兼精製工場を訪問、
比較的大規模な設備です。比重選別や風力選別、
磁力を用いた異物除去の設備などもあり、徹底して選別が行われていました。

↑すごい音なんです
普段取り扱っているのはG1と呼ばれるグレードのものですが、ふるいにかけられたものはそれ以下の基準となり、低価格品や国内流通専用の商品となっていきます。

↑磁力を用いて異物が取り除かれているところ
施設内にある小屋で、コーヒーセレモニーを行っていただきました。

ちなみにこちらの焙煎~抽出セットは街中でもたくさん見かけることができ、コーヒーの国内消費も多そうです。
いただいたコーヒーは、鉄板の上で焼いた豆を細かく砕いて煮出しただけにも関わらず美味しく、
予想以上のクオリティでした…
コーヒーセレモニーとは、エチオピア国内(と隣国のエリトリア)に伝統的に伝わる、コーヒーの飲用、振る舞いを儀式化したものです。(wikipediaに詳しく記されてます)
コーヒーをやってきた者としては、どんな本にも書いてあるようなコーヒーセレモニーをエチオピアの地で目の前で振舞ってもらい感無量!

その後はイルガチェフェ視察の予習として地理を把握、一口にイルガチェフェと言っても多数の水洗工場や畑があります。
首都〜イルガチェフェまでは車でトータル6~8時間程度、まずはディラというイルガの入口にあたる街で一泊することとしました。
3日目
休憩をはさみながら、一路ディラへ

↑カウンターの象が素敵なディラのリゾートロッジ
この日だけ夕方に少し雨に降られましたが、夜の間にひとつだけ水洗工場を見学させていただきました。
シーズンとしては収穫期後半で、翌日の視察も各所でプロセシングを見ることができ、大変素晴らしいタイミングでエチオピアに来ることができたのです。

↑発酵槽いっぱいのパーチメントコーヒー
4日目
朝から多数の水洗工場を回ります、
まずは最も遠いゲデブの工場から。当店のコーヒーでもお馴染みですね。

工場といっても、このようにアフリカンベッドと呼ばれる乾燥台が面積の多くを占めます。
畑も見せていただきました、木によって細かく品種が違うように見えます。基本的にエチオピアのコーヒーは有機栽培です

ディラからゲデブまで数時間、遡るようにイルガチェフェの中心部まで戻ってきます。その辺りにも工場があります。

このように歌って踊りながら歓迎してくれるところや
現在ナチュラルプロセスで取り扱っている、Bolodu水洗工場も訪問することができました。

↑Bolodu使用のコーヒークッキーを渡せてご満悦
興味深かったのが、標高もそこまで変わらず移動時間としても車で10分程度なのに、
Aという工場は涼しく、Bはやや暑い、というような気候の違いがあったことです。
それが原因で2者間でプロセシングの進行度合も異なっており、イルガチェフェの多様性を垣間見た気がしました。

「ギブミーマネー」とは各所にて言われるものの、BNTが管理することによる好影響も多分にあるようで、水洗工場で働く人たちは皆楽しそうに作業されており、歩いているだけで写真を撮るよう要求されることも多かったです…

↑ゴキゲンなウォッシュマンズ

↑パルパーと呼ばれる、果肉を剥ぐ機械。washed用ですね
5日目
前日夜に訪問した水洗工場をもう一度訪れ、コーヒーを振舞っていただきました。

摘みたてすぎるクロップを使ったコーヒーは最高に美味しかったです。

鉄板で焼いて煮出すだけでコレなら、世界中のロースターは反省したほうがいいんじゃないか…というレベルの美味しさです
ミューシレージを洗い流すところや、隣にある畑も見せていただき、プロセシングについての理解を深めます。

↑息の合った動きでパーチメントをこそぐウォッシュマンズ

↑乾燥中のナチュラルプロセスのチェリー、奥側は日数が経って色が黒くなっています
これを最後にイルガチェフェを離れ、アワサというディラよりもまだ首都寄りのところで一泊

↑豪勢なリゾートホテルでした
6日目、最終日
朝、井崎チャンプ(!)とロビーで遭遇しつつ、
ホテル沿いの湖でカバを見た後に、首都へ戻りました
5時間程度のドライブです、ほぼほぼ移動ばかりの旅でしたが、全旅程をナビもなく首都から各水洗工場まで網羅するドライバーさんには頭が上がりません
お土産タイム→アビシニアダンスを見ながらインジェラとハニーワインを嗜むことができる伝統推しの素晴らしいレストランでお食事

インジェラはクレープのような見た目の伝統食品で、ほぼ全てのレストランで見かけることができましたが、発酵食品になるようで少しすっぱい生地を写真のような様々な食材を付けて食べるもののようでした。
美味しかったです!

↑毎曲、人も衣装も変わる伝統的なダンス
最終日はBNTオフィスにて、ニュークロップも含めたカッピング
ここでいうニュークロップは来年の夏に入荷するものを指すので、超先取りの味見となります
実際に訪れた水洗工場のものがほとんどで、それぞれを思い返しながらカップ

滞在中ほとんど一緒に過ごしたベンティ、BNTのカッパーですが、多岐に渡る質問責めから食事のオーダー、テストローストからカッピングの準備まで面倒見てくれてスーパーナイスガイでした。日本でも会えますように!

ベンティブンティ
===
まとめ
天気にも恵まれ、実際に聞いたことがあったり使用したりしている水洗工場をまるっと取材することができましたが、
改めて収穫〜パルピング〜乾燥を詳細に見ることができた上に、
具体的な地理と各工場の風景や人となりも見ることができ、大変有意義な視察となりました。
(精製の記事を近日中に更新します◎)
東チモールでは、農園管理できる現地人がおらず、その人材発掘と教育が課題という話を聞きましたが
まさにBNTはそれを地で行っており、農園経営、品質管理と輸出を包括的に管理しているという点では素晴らしいエクスポーターなのではないでしょうか。
細かく話を伺っていくと、最終的な輸出や格付けに関して、BNTが他組織に委ねなければならない部分もあることや、
海のないエチオピアは出荷に際して、隣国のジブチの港までコーヒーを運ぶ必要があること、
また、3日目夕方に一時的に豪雨に見舞われましたが
乾期であるにも関わらず雨に降られると乾燥工程に多大な悪影響が出るので、そういった天候不順等で、どうしても管理の及ばない農作物として抱えるリスクなど
絶対的に手の届かない、目に見えない部分が存在する商材としてのコーヒーの、存在感のようなものをダイレクトに感じられたのが、最大の収穫のひとつであったように思います。
そのような不確実性、ある意味「あそびの部分」と言い換えてもいいように思いますが、
それも含めて上手く付き合いながら、輸入して、焙煎して、抽出して、お客様にお届けするサイクルを、
愛と情熱を持ってやり続けるのが当店なりのミッションなのかもしれません。
エチオピアにも愛と情熱を持ってコーヒーに携わる人がいて、出会えて良かったです!

まだまだ写真や動画多数ですので、ご興味ある方は是非店頭にてお尋ねくださいませ◎

NEWS, 掲載情報

[単行本] タイムトリップ神戸NOW [media]


12月1日発売
神戸新聞総合出版センター様より
タイムトリップ神戸NOW 掲載していただきました。
最初から最後まで、スタイリッシュにまとまっている素敵な本と思います
是非ご一読くださいませ。

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年末年始の営業時間のご案内

あっちゅうまに2018年が終わりかけです。
年末年始の営業に関しましてご案内申し上げます。
===
12月
定休日に準じまして、25日(火)26日(水)が最終CLOSE
31日(月)11:00 – 17:00にて年内営業終了
1月
5日(土)11:00より営業開始
===
です。
今回からは、スタンドがありますので、
1月2日だけ、こっそり一人で開けてみようかと考えています。
コーヒー豆は年内に買っておきたい需要があるのか、大晦日は一年の中でも相当忙しいイメージがあります。
年明けてすぐの需要は無いでしょうが、
コーヒー飲めるなら、生田神社近いですしね
のんびり開けてみるのもいいかなと…
大々的に宣伝して、一人でヤラれてしまうのも想像できるので
2日に開ける告知は、この記事くらいに留めておきます…
(正午くらいから!)

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off to Ethiopia

11/24深夜便にてエチオピアへ一週間まいります。12/2に戻りまして、お店には翌3日に戻ります。
(ちなみに4, 5日は弾丸で香港です、忙シイ)
準備が様々ありまして、重要なところで
・黄熱病の予防接種
・ビザ取得
です。今後エチオピアへ行かれる方がご覧になるかもしれないので、少し詳細に記します。
予防接種は全国でも限られたところでしか受けられないようなのですが、ラッキーなことに神戸検疫所が実施会場になっていたので、近所で済みました。
ただ、電話での要予約や、火曜日のみの実施、収入印紙(11,180円分)での支払、アレルギーや持病の確認、接種後の影響などなど、要チェケラなことが多い印象でした。
予防接種は効果の発動が10日後らしく、現地へ赴く日から逆算した日取りで注射してもらう必要があります。
曜日の限定や自分の都合を照らし合わせるだけでも、ちょっとシビアなスケジュールになりましたが、ここでも定休日と被ったおかげでなんとか受けることができました。当日も予想以上に混雑していたので、早めに電話しておいてよかったです。県外から来られていた方も多いように見受けました
接種直後は微熱が続いたり筋肉痛になったりすることが多いみたいなのですが、左半身の筋肉が気になるといえば気になる…程度で、まもなく10日間を経過します。
検疫所は和田岬にあったので、久しぶりに北の椅子とへ
東チモールで一緒だった岡山の東さんも同日に接種に来られたので、帰りにも寄ってしまいました

相変わらず最高な空間でした…
一方 ビザに関しまして
東京のエチオピア大使館で手続を行う必要があるのですが、数年前からネット経由でも取得できるようになっていたので、当然ながらそちらで
既に何通りもの、偽サイトがありました笑
正規サイトから、渡航予定日や滞在予定日数、滞在先の住所など入力していきます。パスポートサイズの写真や、パスポートの顔写真があるページをスキャンして提出する必要がありましたが、東京へ行き来することを考えたら楽勝です。
クレジットカードで52USD支払を済ませて完了。申込確認のメールが届くまで小一時間、ビザのメールが届くまでさらに数時間あってそれぞれ心配になりましたが、無事確認できました。
高濃度な虫除けや非常食も用意しまして準備万端です。
期間中お店は通常営業の予定です。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

NEWS, お店のこと, 商品:ナッツバターなど

PRANA CHAI 始めました

ビヨツーが出来る頃から取扱を検討していたのですが、
茶葉の販売の需要もあるみたいですので、本日より取扱スタートです。
PRANA CHAIについて
『プラナチャイは、100%セイロンティーとオーストラリア産蜂蜜をベースに、世界各地から集めたスパイスをブレンドしたチャイティーです。
はちみつの優しい口当たりと、後味にスパイスの余韻、紅茶の芳香な風味をお楽しみいただけます。
化学製品無し・砂糖不使用なので、スパイスや茶葉のもたらすリラックス効果のほか、多くの健康面での利点があります。』
とのことで、オーストラリアはメルボルン発のチャイ(茶葉)、店頭にてドリンク提供、250gのサイズで小売販売も行います。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

掲載情報

[雑誌] 関西ウォーカー No. 22 [media]

10月23日発売
関西ウォーカー2018 No. 22にビヨツー掲載していただきました。
全編カフェ特集の中、数少ないコーヒー専門店として取り上げていただいてます
是非ご覧くださいませ。

掲載情報

[雑誌] るるぶ神戸’19 [media]

10月5日発売
まいどお世話になりますJTBパブリッシング様より
るるぶ神戸 三宮 元町’19 掲載していただいております。
いつもありがとうございます。

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Barista Hustle

求人詳細はコチラ→→→
美味しい淹れ方に関してはコチラ→→→
分かりやすい精製方法の解説はコチラ→→→


東チモールから戻ってSCAJ、先日は広島、岡山へご挨拶ツアー
考えることも増えましたが、人と会って話すことも増えてきました。
↑ところでこちらの本、以前コーヒー教室で使っていた本の日本語版
広く深めにコーヒーのお勉強をするには最高にオススメです。
(産地の情報も多いですが、実際に行った後だと一層理解が深まる気がします)
何度も読むことで初めて気付くことも少なくないですね。
さて もうひとつオススメなのがBarista Hustleというウェブサイト
オープンソースで幅広く、コーヒーのことについてはほとんど何もかも書いてあるようなサイトです。
バリスタチャンピオンが運営しており、信頼性も説得力も抜群です。
オープンソースなので、一通り目を通してしまえば、それだけでかなりのレベルのコーヒーマンになることができます…
英語ですし、まだそこまで知名度が無いように感じていましたが
ついに近日中に、日本語版がローンチされます。こちらの監修も日本のバリスタチャンピオンとなります。素敵!
当店がコーヒー教室をやらない理由のひとつに、Barista Hustleのようなサイトが存在する、というのがありますが
日本語版もできてしまうということで、巷には有料でコーヒー教室、セミナー、ワークショップ等を実施するところがありますが、それ自体が見直されればいいなと思います。
(一網打尽にされればいいのに…!とも思います)
相手はバリスタチャンピオンのタッグですから、これを境に全コーヒーショップのレベルが上がることを願うばかりです。
当店もしっかりフォローしてまいります!

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[ONLINE SHOP] 10/31までクーポン [10%OFF]

おかげさまで5日で4周年を迎えました。5年目突入です
ただ在るだけで長く続いても意味がないように思うので、
毎年何かしら、横ばいでもなく下がっているわけでもないままでいられるのは幸せなことと思います。
4年も経過したにも関わらず、引き続き「淹れ方が…」「焙煎プロファイルが…」と試行錯誤を繰り返す日々が続きます。
より良いものをつくるために、考え続けることを止めずに品質維持・向上に努めて参ります!
===
10/31までご利用いただけるonline shop専用クーポンが発行されました。
1,000円以上お買い上げで10%オフとなります。相当使いやすいですね!
この機会に是非お買い求めくださいませ。
お一人様一回限りとなります!

新着情報・不在/定休日情報などはfacebookページをご確認ください。

ACCESS

商品情報、在庫状況、お休みのお知らせ、など

営業時間

月 - 土
11:00 – 18:00
日曜日
11:00 – 19:00
火水定休

アドレス

〒650-0004 神戸市中央区中山手通2-17-2
E-mail : info#beyondcoffeeroasters.com
* #を@に変えて送信ください *

2号店

店舗の営業は本店斜向かいの『2』にて行っております。
全てのご用件はこちらでお伺いしております。