この度は九州地方大雨の被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
夏時期の雨の被害を毎年聞くようになってきました、他人事と思わず備えるようにしなければなりません。
コーヒー生産地においても、天候による被害は相次いでいます。
・東チモール
我々も訪問した際にお世話になりましたPWJさんが記事にまとめてくれています。3月大洪水だったようです。
コチラ
ちなみにこの直後にコロナ発生したらしく、悲惨すぎますね…
・ルワンダ
5月に北西部にて大雨が続き土砂崩れ、コーヒー生産エリアに甚大な被害が出ました。
水洗工場やコーヒーそのものは無事だったようですが、生産者コミュニティで28名もお亡くなりになったとのことです
詳細はORIGIN COUNTRIES INSTAGRAMご覧いただくか、店頭にてお尋ねください。
ここ数年当店が取り扱うルワンダのコーヒーは現地の輸出業者MURAHO TRADINGが監修していますが、彼らが興し直接支援できる募金ページもありますのでよろしければご覧ください。
コチラ
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チモールは年中メイン商品として君臨していますが、ルワンダはこれを機に取り扱ってみようと思います。
何のご縁か国内最後の1箱がやってきてくれることになり、こうやって一般消費者に相対する店舗のひとつとして、少しでも産地のことを伝えていけたらと思います。
以下 主要な生産国のコロナによる影響を簡潔にまとめておきます。(いずれも7月初旬での情報)
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– ブラジル
ご存知の通り多大な感染者数となっていますが、水面下の感染者数を把握するため検査数を増やしているようです。
書類処理等に遅延が生じていますが、船積み遅延は無い模様、農園での作業、輸送環境においても衛生管理を徹底されているとのことです。
– グアテマラ
医療崩壊が深刻化、公立病院は機能不全、私立病院はほぼ満室とのこと、全土で夕方以降外出禁止の状態が続きます。
4月の収穫期にはコロナの影響で労働時間に制限があり、効率的に仕事をおこなう必要があったようなのですが、問題なく輸出されているようです。
– コロンビア
外出禁止令が延長中、6月以降は徐々に経済活動が拡大。
コーヒー産業は例外的に活動が許可されているものの、各県の移動の際に検問があり時間を要し、輸送の障害になっているとのこと。
収穫期における労働者確保にも苦労があったようですが、大きな遅れなく輸入されそうです。
– インドネシア
大都市では感染拡大中ですが、マンデリン産地であるアチェ周辺は最も被害が少ない都市のひとつとなっています。
他国と同様、書類業務における遅延が懸念されます。
– エチオピア
陸路・空路ともに制限が多く各プロセスにおいて遅延が生じているとのことです。輸出は隣国ジブチから行われますがそこでも滞りがあります。
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やはりどの国においてもコーヒーが外貨獲得のための重要な輸出品目だからなのでしょう、特例的に作業が許されている印象がありました。
今年も生産者、輸出入業者の皆様に感謝しながらしっかり買ってしっかり販売していきます!