OREAに変えたので、見にお越しの方も少なくないように感じます
色々試しましたが、それまでにORIGAMIでやっていた淹れ方をそのままOREAで
変更理由は単純に、美味しくなったから(より甘くきれいに、解像度高く)
店頭では浅煎にのみ、中煎以降はheavier body補正かかるSIMPLIFYで引き続き。
[OREA v4 + Kalita 185(w/ OREA x Martin Wölfl melo tool]
– 12.6g / 200cc –
– [湯量 | 時間]
30cc | ~ 00’40
100cc | ~ 01’10
125cc | ~ 01’25
150cc | ~ 01’30
170cc | ~ 01’40
185cc | ~ 01’55
200cc | ~ 02’05
落ち切ってtotal time 02’30程度ですね、詳しくは店頭でご覧いただければと存じます。SIMPLIFY同様、最後にドリッパーをゆすって落とし切ります。
この装備で抽出している人が他にいなさそう(そりゃそう)なので、どうこう言い合える相手がいないのですが
毎回言うように手元の焙煎豆に対して最適化した淹れ方をしてあげるのみ、それが絶対正義という前提のもと
それが弊店の浅煎商品群の場合、こうなっただけ…という感じですが
ワールドチャンピオンと同じ道具を使ったら、自分のコーヒーがアップデートされたというのも
元のレシピが普遍的にイケてたからなのではとも思います。
抽出だけに限ると粒度・湯温・器具・淹れ方という変数がありますが、焙煎から携わる者からしますと、
焙煎度合に関わらず適切に焙煎加工されているか、欠点豆の除去も機械、煙突の手入れも重要ですし、
グラインダーの状態、直前挽いたコーヒーや異なる粒度が混ざっていないか、水の特徴と状態は?などというレベルで一杯のコーヒーの味を左右するは多く、
特殊な訓練を日々続けている身としては、自社製でも他社製でも手元の液体がどういう理由でその味になっているか、分かるものですが
単純にご家庭で美味しいコーヒーを飲みたい、という方におかれましては
引き続き店頭粉砕したコーヒーをSIMPLIFYで淹れていただくのが最適解なオススメである考えは引き続き変わりません。
国内におけるコーヒーシーンの悪いところは、原材料の良し悪し、焙煎加工の良し悪しに関わらず似たような文言のもと似たような価格帯で販売され、成立してしまっていることにあると感じます。10年前より、街に出て美味しいコーヒーに辿り着くことは極めて難しくなったのではないでしょうか
弊店も2025年の序盤で/cupの価格を改定します。1杯あたり9,800円が適正では…と日々申し上げていますが、多様な外的要因と、自社商品の製造加工における安定感と品質の高さを鑑みますと、あながち言い過ぎでもないかもしれません☕️