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Beyond Coffee Roasters代表は2011年9月~2013年4月の間、10ヶ国以上を訪れ各国のコーヒー専門店を巡りました。生豆の選定や、オランダ製半熱風式焙煎機での味づくりはその際の経験を大きく反映しています。
こちらでは訪問した国での体験を一部ご紹介します。

・アメリカ合衆国
純粋にコーヒーを目的に初めて旅をしたのがアメリカでした。2011年、いわゆる<サードウェーブ>という言葉が現れて間もない頃、ロサンゼルス/サンフランシスコ/ポートランド/シアトルという西海岸4都市を巡り、それぞれの都市でコーヒーショップを訪問しました。
訪れるところ全て格好良く、コーヒーも美味しい。自家焙煎店開業を志すのに大きく感化されました。
スペシャルティコーヒーを提供する店舗として、エスプレッソマシンがあるのはもちろんのこと、と称して日本製のドリッパーでコーヒーを抽出する店が多いことに驚きました。また、コーヒー豆はサードウェーブの特徴として浅煎りが主流のように感じましたが、シアトルに関しては深煎りの文化が根付いているために訪れた自家焙煎店はほぼ全て深煎りであることが印象的でした。

・香港、マカオ
スペシャルティコーヒーの流行は日本を含め世界的なムーブメントとなっていますが、アジア各国も例外ではありません。
香港は回数的にも最も多く訪れた国で、SCAA(アメリカのスペシャルティコーヒー協会)認定のラボでカッピングや焙煎をしたこともあり、交流のあるコーヒーマンが最も多い国です。
街には専門的なコーヒーショップも多く、おいしいコーヒーに困ることがありません。自家焙煎のお店は少ない印象ですが、マカオには同じGIESENで焙煎するスペシャルティコーヒー専門店があり、オーナーには2014年6月Beyond Coffee Roastersの焙煎所を訪問していただきました。

・デンマーク
世界的なバリスタ選手権で早い段階でチャンピオンを輩出するほど、北欧のコーヒー文化は成熟しています。
スペシャルティコーヒーを提供する良いお店が多いだけでなく、現地の人が普段オフィスで飲むようなコーヒーもクオリティが高いことに驚きました。
首都・コペンハーゲンの中だけで訪問すべきコーヒーショップは多数あり、コーヒー豆は浅煎りのお店がほとんどです。北欧の各国は一日当たりのコーヒー消費量も世界屈指ですが、それだけにイタリアのエスプレッソ文化やアメリカのサードウェーブなどにも影響を受けない独自の文化が根付いていることにその成熟さを感じました。
様々な国を巡りましたが、日本も独自のコーヒー文化、喫茶文化を持っており、スペシャルティコーヒーの存在も浸透してきています。

兵庫県神戸市で自家焙煎するBeyond Coffee Roastersでは、オランダ製のGIESENという焙煎機を用いて世界基準の新鮮なスペシャルティコーヒーをご用意しています。コーヒー豆をご所望の方は是非お試しくださいませ。